本多孝好原作の同名ベストセラー小説を塚本高史、國村隼主演で映画化する涙と感動のファンタジー「イエスタデイズ」が20日、クランクアップした。
原作は、「MISSING」「真夜中の5分前」等、新世代の作家として今もっとも注目を集めている本多孝好の40万部を超えるベストセラー小説(「FINEDAYS」収録・祥伝社刊)。

物語は、画家志望だった父が青春時代に書いたスケッチブックから浮かび上がる人生の決断と辛い別れを息子が知ることで、2人の間の確執が消え親子の絆を取り戻すという、今の世に1番必要な心を呼び覚ますスピリチュアル・ファンタジーだ。

主人公の聡志を演じるのは『木更津キャッツアイシリーズ』『陰日向に咲く』など映画・TVで活躍が続く塚本高史。父・昭彦に映画『交渉人・真下正義』、TV「芋たこなんきん」の実力派・國村隼を迎え、放映中のTV「ハチミツとクローバー」の原田夏希、TV「東京湾景」和田聡宏に加え、カンニング竹山、酒井法子、ベテランの高橋恵子、風吹ジュンなどの協力な助演陣が脇を固めている。

監督は06年の東京国際映画祭で上映された短編映画『ハミングライフ』や、Mr.チルドレンの「ひびき」、スガシカオの「JUNE」、ユーミンの「リフレインが叫んでいる」などのPV演出などで活躍している新鋭・窪田崇。本作が長編映画デビューとなった。脚本を手がけたのは映画『手紙』の清水友佳子。

なお本作は、昨年創立40周年を迎えたサンミュージックが映画に初出資した作品。完成は初夏を予定。エスピーオーの配給により11月、シネマート新宿ほか全国ロードショー。