2/17(土)発表の第58回ベルリン国際映画祭にて、映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』が、銀熊賞の監督賞、ならびに芸術貢献賞(音楽)の2部門で受賞を果たした。

特に監督賞においては、ホセ・バティーヤ監督『ジ・エリート・スクワッド』とエロール・モリス監督の『S.O.P.』の3つ巴となる大接戦の末、見事、ポール・トーマス・アンダーソン監督に銀熊賞の栄冠が輝いた。受賞式では監督賞に続き芸術貢献賞(音楽)の発表となり、監督賞のスピーチを終えたアンダーソン監督が、引き続き壇上に残ってスピーチをするという流れに監督自身も驚きを隠せなかったようだ。場内からは、われんばかりの拍手が沸き起こり、会場内もこの2冠達成により一層盛り上がっていた。

本作は、”怪物と呼ばれた狂気の石油王”を描いた映画として、各映画賞を制覇し、すでに通算63冠を達成。この後、2/24(日)にアメリカにて開催されるアカデミー賞でも最有力作品として、最多8部門でのノミネートを果たしている。今回の銀熊賞受賞ではずみをつけることとなり、アカデミー賞での本命作としてさらに期待が高まっている。

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■第58回ベルリン国際映画祭 受賞結果

★最優秀監督賞【銀熊賞】
ポール・トーマス・アンダーソン監督『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
★芸術貢献賞(音楽)【銀熊賞】
ジョニー・グリーンウッド『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

【ポール・トーマス・アンダーソン監督の受賞コメント】
本当にありがとうございます。すばらしき俳優ダニエル・デイ=ルイスには心から感謝しています。彼は一緒に組む監督の力を引き上げてくれる人です。この賞を頂いたことを心から感謝します。

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