「ちいさなひとのえいががっこう」は子どものための映画学校を作るべく立ち上げられた、ボランティアによるサークルです。これまで「おはなしくらべ」などの子ども映画会を過去に17回、また「映画館遠足」を3回企画して実施してきました。このたび、杉並区立中央図書館で12月22日に開催される映画上映会に企画/運営面での協力として参加することとなりました。
http://yaplog.jp/eigagakkou/

杉並区立中央図書館との恊働企画は、クリスマスや冬を題材にした映画を取り上げます。
アメリカからはサンタクロースが主人公の人形アニメ。チェコからは陽気なイモムシくん、愛らしい妖精、くいしんぼうのすずめが愉快な事件を巻き起こす、ほのぼのとした3作品を上映します。素敵なアニメーション映画を一度に4本も楽しむことが出来る、ちょっとはやいクリスマスプレゼントです。また、上映の合間にはお楽しみプレゼントも用意しています。

子どもはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は無料。16mm映写機による上映で実際にフィルムが映写される様子も見ることが出来ます。

■開催概要
主催:杉並区立中央図書館
企画/運営協力:ちいさなひとのえいががっこう
作品提供:株式会社アットアームズ (http://www.a-a-agallery.org/)
日時: 2007年12月22日(土) 14:00-
会場:杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
地図→http://www.library.city.suginami.tokyo.jp/TOSHOW/html/SHISETSU/index_01.html
料金:無料 (先着50名)
ブログ:http://yaplog.jp/eigagakkou/
お問い合わせ:ちいさなひとのえいががっこう(担当:岡崎)
   携帯:090-7132-8393 e-mail: eigagakkou@hotmail.co.jp
  *大人だけの参加(見学、取材など)をご希望の際はあらかじめご連絡ください。

■上映スケジュール
【14:00 開始】
 14:00 映画を観る前のお話
 14:05 上映開始
「アマールカ 冬を迎えた日」DVD、7分
「くいしんぼうのすずめ」DVD、14分
     チェコの絵本とアニメーションについてのお話
「イモムシくんは大スター」DVD、17分
14:50 (休憩)
15:00「サンタのいないクリスマス」16mm、45分
(映写機見学)
*上映の間には、映画についてのお話があります。
 【16:00 終了予定】

■上映作品の解説

「サンタのいないクリスマス」
(45分/1974年/カラー/アメリカ/日本語吹き替え/16mmフィルム)
クリスマスも間近いある日のこと、サンタクロースがプレゼント旅行をやめると言いだしました。人間たちに愛や善意の心が失われ、サンタを信じる者がいなくなったからというのです。サンタ夫人は二人の妖精とトナカイを人間の世界へつかわしました。人形アニメ。日本版の声を、小林亜星と泉ピン子が担当しています。ランキン・バス・プロ(米)、ビデオ東京プロ製作
「アマールカ 冬を迎えた日」
(7分/1973年/カラー/チェコ/日本語字幕/DVD)
ある秋の終わり、2人の奇妙な老人が袋を抱えてやってきました。中に入っていたのは「冬」。みんなが暴れん坊の袋に困っているのを見て、アマールカは…。
共産主義時代、子どもたちに大人気を博したTVアニメ番組、キュートな森の妖精「アマールカ」シリーズの1本。不思議な力を使い、森の仲間たちを助けていくかわいらしいアマールカを描いた物語。 *作品提供:アットアームズ
「くいしんぼうのすずめ」
(14分/1958年/カラー/チェコ/セリフ・字幕なし/DVD)
4羽の仲良しスズメは、遊ぶ時もエサを食べる時もいつも一緒。でも、食いしん坊のスズメが、1羽だけでエサのたっぷり詰まったコンテナに入り、独り占めしようとしたことから…。監督:ズデネック・ミレル。 *作品提供:アットアームズ
「イモムシくんは大スター」
(17分/1967年/カラー/チェコ/セリフ・字幕なし/DVD)
男の子の演奏する陽気なハーモニカに合わせて、とても軽快なダンスを魅せるイモムシくん。とびきりの笑顔で一躍注目を浴びて、世界中で大人気のスターになります。ところが、クリスマスの晩にある事件が起きます。監督:ズデネック・ミレル。 *作品提供:アットアームズ

★★ ズデネック・ミレル プロフィール ★★
チェコの国民的キャラクター「もぐらのクルテク」の生みの親。1921年プラハ近郊で生まれ、第二次世界大戦中にアニメーターとしてキャリアをスタート。戦後、脚本・美術・監督などを通して100本近いアニメーション制作に携わってきた。そのうち60本が大人気を博したクルテク・シリーズ。クルテクは60年代のテレビ普及と同時に、子ども達が毎晩寝る前に観る”おやすみアニメーション”として定着し、国民的な人気キャラクターとなる。また、クルテク以外にもこおろぎの冒険を描いた「こおろぎくんシリーズ」や「知りたがりワンちゃん」など、優しさにあふれた魅力的なアニメーションの数々を生み出した。また、アニメーションばかりでなく、絵本・児童書の分野においても活躍。チェコで最も愛され尊敬されている国際的な作家である。