世界の蜷川に選ばれた新ミューズ 吉高由里子
共演に若手実力派ARATA、高良健吾!

ギャガ・コミュニケーションズはこの度、金原ひとみの芥川賞受賞作「蛇にピアス」を、蜷川幸雄を監督に映画化、2008年に全国公開をすることが決定!注目のキャストは、ルイ役に『渋谷区円山町』の吉高由里子。
あの藤原竜也、小栗旬の演劇界の育ての親、蜷川幸雄が選んだ新たなミューズ吉高由里子は、自分と同じ19歳のヒロインの心の光と影を体当たりの演技で挑みます。共演者はアマ役に『サッド ヴァケイション』の高良健吾、シバ役に『ピンポン』のARATAが決定いたしました。

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【吉高由里子】(19)よしたか・ゆりこ
1988年7月22日、東京都出身。
映画デビュー作、2006年『紀子の食卓』(監督:園子温)。好演が評価され、第28回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞受賞。その後、『渋谷区円山町』(07/永田琴監督)、『歌謡曲だよ人生は』(07/水谷俊之監督)、『転々』(07/公開中 三木聡監督)など。さらに『僕の彼女はサイボーグ』(08夏/クァク・ジェヨン監督)、『きみの友だち』(08春/廣木隆一監督)と公開が控えている。映画出演の他にドラマ・CMにも多数出演し、2008年1月クールドラマCX「あしたの、喜多善男」にも出演が決まっている、期待のミューズである。

【高良健吾】(20)こうら・けんご
1987年11月12日、熊本県出身。
2006年『ハリヨの夏』(中村真夕監督)で映画デビュー。2007年公開作品に、廣木隆一監督『M』、青山真治監督『サッド ヴァケイション』、本橋圭太監督『逃亡くそたわけ—21才の夏』がある。テレビドラマ出演作には「ごくせん」(05/NTV)や「ウォーターボーイズ2005夏」(05/CX)など。また『M』では、将来性を高く評価され、第19回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」特別賞を受賞。今後注目の俳優である。

【ARATA】(33)
1974年9月15日、東京都出身。
モデルとして、「anan」「smart」「Men’s non-no」など各ファッション誌の表紙を飾る。1990年にパリコレをはじめ、東京コレクションなどに出演。1998年には自身のブランド「REVOLVER」をオープン。同年、『ワンダフルライフ』(青山真治監督)で映画デビューを果たす。以降、『DISTANCE』(01/是枝裕和監督)、『ピンポン』(02/曽利文彦監督)、『真夜中の弥次さん喜多さん』(05/宮藤官九郎監督)など話題作に多数出演し、演技の幅を広げている。2008年公開待機作に『実録・連合赤軍』(若松孝二監督作品)、『砂漠』(甲斐田祐輔監督作品)が控えている。

■蜷川幸雄(72)
1935年10月15日埼玉県 川口市出身。演出家、映画監督、俳優。
鮮烈なヴィジュアルイメージで観客を舞台の世界に惹きこむことを得意とする、現代日本を代表する演出家のひとり。清水邦夫、唐十郎、井上ひさし、野田秀樹などの現代劇から、ギリシャ悲劇やシェイクスピア、チェーホフなど、海外の古典・近代劇に至るまで、幅広い作品を手がける。起用する出演者はトップスターや実力派俳優から人気アイドルまでと幅広く、意表をついたキャスティングで話題を呼ぶ。また、本場英国のロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで外国人として初めて「リア王」の演出をするなど、海外での評価も高く、「世界のニナガワ」と呼ばれる。映画監督作品に『青の炎』(03)、『嗤う伊右衛門』(04)など。

■金原ひとみ(24)
1983年東京都出身。
父は翻訳家・児童文学研究家の金原瑞人。小学校4年生で不登校となり、中学、高校はほとんど通っていない。12歳の時に小説を書き始めた。父が法政大学でゼミを開いていたので、中3であったが、「姪っ子の高校生」ということにして参加していた。他の著作に「アッシュベイビー」、「AMEBIC」、「オートフィクション」。欧米圏での評価も高い。

■原作
金原ひとみ衝撃のデビュー作。2003年、第27回すばる文学賞受賞。2004年、第130回芥川賞を、綿矢りさの『インストール』とともに受賞。現在までの発行部数は、芥川賞作品としては異例の国内累計65万部。世界105カ国、10地域で翻訳され、英米に熱狂的なファンを持つ。(集英社刊)

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「スプリットタンって知ってる?」
そう言って、男は蛇のように2つに割れた舌を出した——。

その男アマと同棲しながらサディストの掘り師シバとも関係をもつルイ。
彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。
痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。
今を生きる若者たちの生の本質を鮮烈に描き、弱冠20歳にして「すばる文学賞」と「芥川賞」をW受賞。心に巣食う闇と悲しみを大胆に描き、世界100数カ国で翻訳された金原ひとみの衝撃のデビュー作を、常に最先端を走り続ける感性で“世界のニナガワ”と称される蜷川幸雄が完全映画化!
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原作:金原ひとみ 「蛇にピアス」(集英社刊)
監督:蜷川幸雄 『青の炎』『嗤う伊右衛門』  
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
製作:「蛇にピアス」パートナーズ

2007年11月クランクイン/2008年全国公開

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