日本映画の独立系プロダクション57社の協同組合である、協同組合日本映画製作者協会(所在地:東京都港区、代表理事:新藤 次郎)がもっとも将来性のある新人監督に与える『新藤 兼人賞』、最優秀プロデューサー賞『SARVH賞』の受賞者が決定し、12月7日(金)、東京會舘にて授賞式を行う運びとなりました。
今年で12回目を迎える『新藤 兼人賞』は、プロデューサーのみが選ぶ独特な新人監督賞として業界内にも定着して参りました。
「この監督と組んで仕事をしてみたい」、つまり、プロデューサーとして「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点で選ぶ、他の映画賞とは全く違う観点と基準で選ぶ日本で唯一の新人監督賞です。
日本のインディペンデント映画の先駆者である新藤兼人監督の名前をいただき、新藤 兼人監督が自らデザインされたトロフィーと共に、副賞として、金賞には100万円、銀賞には50万円が授与されます。

◆過去の受賞者
2002年度
 金賞:橋口 亮輔監督『ハッシュ!』
 銀賞:西川 美和監督『蛇イチゴ』

2003年度
 金賞:李 相日(り・サンイル)監督『BORDER LINE』
 銀賞:竹下 昌男監督『ジャンプ』

2004年度
 金賞:土井 裕泰監督 『いま、会いにゆきます』
    佐々部 清監督『チルソクの夏』『半落ち』
 銀賞:該当者なし

2005年度
 金賞:宮藤 官九郎監督『真夜中の弥次さん喜多さん』
 銀賞:内田 けんじ監督『運命じゃない人』

2006年度
 金賞:マキノ雅彦監督『寝ずの番』
 銀賞:荻上 直子監督 『かもめ食堂』

◆過去の受賞者及びその他詳細
http://www2.odn.ne.jp/jfma/shindokekka07.htm

◆公式サイト
http://www2.odn.ne.jp/jfma/

本年度公開された作品の中から選考するという事で90作品以上が新人監督作品に該当し、5名の審査員による選考は難航しましたが、おかげさまで本賞を贈るに相応しい監督2名を選ぶ事ができたと思います。

そして、その年度において優秀な作品の完成に大きな貢献を果したプロデューサーまたは企画者、すなわち「本当に意味でその作品をプロデュースした」と認められるものに授与される年間最優秀プロデューサー賞『SARVH賞』(サーブ賞)は、社団法人私的録画補償金管理協会から贈られます。

2005年度:李鳳宇プロデューサー『パッチギ!』
2006年度:渡辺謙エクゼクティブプロデューサー『明日の記憶』

下記の通り2007年度受賞者が決定しました。

◆受賞者
新藤兼人賞 金賞(トロフィーと賞金100万円):
中村義洋監督『アヒルと鴨のコインロッカー』

新藤兼人賞 銀賞(トロフィーと賞金50万円):
佐藤祐市監督『キサラギ』

SARVH賞:桝井省志エクゼクティブプロデューサー『それでもボクはやってない』

◆新藤兼人賞・SARVH賞授賞式詳細
日  程:2007年12月7日(金)12:00〜14:00
会  場:東京會舘11階 ゴールドルーム 東京都千代田区丸の内3丁目2-1
TEL   :03-3215-2111(代表)

新藤兼人賞プレゼンター:新藤 兼人監督
講  評:審査委員長 李鳳宇(リ・ボンウ)

SARVH賞プレゼンター:社団法人私的録画補償金管理協会 理事長 砂原 幸雄氏

主催    : 協同組合日本映画製作者協会
特別協賛  : 富士フィルム株式会社、報映産業株式会社
協  賛  : 松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、角川映画株式会社、
       コダック株式会社、株式会社ペイ・パー・ビュー・ジャパン、
       株式会社IMAGICA、株式会社ファンテック
SARVH賞提供: 社団法人私的録画補償金管理協会

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