http://www.niff.jp/

会場:ユーロスペース(渋谷)
   http://www.eurospace.co.jp/
日程:2008年2月9日(土)〜2月15日(金)1週間

作品数(予定):10−12プログラム
        7本程日本初公開作品を上映

日本で初めて【北アイルランド】にこだわった映画祭を開催します!

日本からははるか北西にある、北アイルランド。イギリスの一部でもあり、アイルランド島の一部でもあり、様々な文化圏がせめぎあう【北アイルランド】の魅力にのめりこんでしまった者たちが集まり、この映画祭を企画しました!
ここで生まれつつある新たな表現、また世界的に話題になったにも関わらずなぜか日本で上映されていない作品など、映画祭を企画せざるをえないほどのすばらしい作品に出会い、膨大な作品数の中から、今回厳選して映画祭を企画することになりました!

劇作品や文学においても誇り高い伝統を持つ北アイルランド。北アイルランドにはジェームス・ネズビット、ケネス・ブラナーやリーアム・ニーソン、スティーブン・レイ、テリー・ローアン、マーゴ・ハーキン、など、現在世界の映画シーンをリードする多彩な映画人たちを輩出してきています。

依然として紛争やテロというイメージが色濃く残っている北アイルランドですが、1990年代中頃から続く停戦宣言や、ついこの間の2007年のシン・フェイン党と民主統一党の歩み寄り、自治政府の復活という歴史的な進展を経て、近年その歴史を検証する新たな視点、事実を残し、解釈し、未来へつなげていこうとする試みとしてのドキュメンタリーやドラマも多く制作されています。またそういったアーティストを育てようとコミュニティ・アートの施設が立ち上げられ、地域で子どもたちが音楽や映画、絵画などアートに触れ、創作活動に向かいやすい環境が整えられています。

北アイルランドがこれまで歩んできた歴史、育んできた文化、いま現在、そしてこれからの展望を、それらすべてが制作者の目を通して写し込まれる“映画”によって、見て、感じていきたい、既存のイメージに収斂しない、北アイルランドの新たな表現を紹介したいと思っております。

現実や社会、歴史とまっすぐに向き合い、希望を紡ぎだしている、そういった北アイルランドの表現をいま日本で見ることは価値あるものになると考えております。

映画祭にあわせて北アイルランドから2〜3名の映画関係者を日本に招聘し、トークやイベントなど、多くの方に楽しんでいただけるような多彩な映画祭を開催したいと思っております。

公式サイト
http://www.niff.jp/