既報ですが、ライラ役にオーディションで勝ち抜いた西内まりやさん、そしてライラのダイモン=パンタライモンに女優の成海璃子さんが決定!
日本語吹き替え版に、更に豪華吹替えキャストとしてコールター夫人という言わば“悪役”で14年ぶりの映画吹き替えにトライするのは女優、山口智子さん。またよろいグマ族のかつての王=イオレク・バーニソンには、なんと吹替え初挑戦という俳優、緒形拳さんが決定しました。

今後、11月27日(火)にロンドンにて実施のワールドプレミアへのご参加も決定しており、ニコール・キッドマンとの2ショットの実現が期待できます。その他、日本での公開時に合わせてさまざまなプロモーションに参加していただく予定です。

山口さんに今回挑戦していただく役・・・コールター夫人(ニコール・キッドマン)
ニコール・キッドマンこの世のものとは思えないほどの美貌と、パワフルな権力を併せ持つ謎の女。ロンドンの上流社会でもずば抜けた地位を持ちその優雅で魅惑的な振舞いで、誰をも魅了する。当初ライラを自分の子供のように扱うが、彼女の行動には“ある目的”が…。その意図は、教権、ゴブラー、ダスト、そしてライラの運命と強く結びついている。彼女のダイモンは、金色に輝く毛を持つ、狡猾で残酷なゴールデン・モンキー。常にコールター夫人の隣で、ライラの隙を伺っている…。

■山口智子さんコメント:
「真実を指し示す真理計があったなら。幸せな未来へと導いてくれる羅針盤があったなら。 私たちはそれを探し求めながら人生の旅をする。そこにあるものは、たくさんの出会いに学んでゆくこと。前に進む一歩を恐れないこと。天に輝く星を仰ぎ目指すこと。NORTHERN LIGHTS 北天の星は、いつも変わらずそこにあり、道を探る者の上に燦然と輝く。
世界が私たちに振り注いでくれる真実へのキーワードを、私もしっかりと受け止め進んでゆきたい。」

■山口智子さん吹き替え決定の経緯:
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』で初めてヒール役を演じるニコール・キッドマン(40)。彼女と同年代で、同じく女性からの共感が高い女性を、と考えた配給会社のGAGAが、今回山口さんにこの役をオファーした。同時に「山口さんの悪役は、新鮮で見てみたい」という気持ちから今回の人選となった。一方の山口さんは、このニコールの役がただの悪女ではなく、権力を求め人を欺き続ける一方で、話が進むにつれて母性が表れてくるなど非常に深みを増してくるキャラクターである所が気に入り、何と吹替えの役としては「COO 遠い海から来たクー」(93)以来14年ぶりに声優としての映画出演を承諾したと言う。?

緒形さんに今回挑戦していただく役・・・イオレク・バーニソン
空から落ちてきた星から鉄を取り、自分だけのよろいをつくるよろいグマ族のかつての王。ライラの世界では、
ダイモンを持たない暴力的なよろいグマは大変恐れられている。イオレクはよろいグマの魂とも言えるよろいを盗まれ、仲間からも追放され、孤独で酒に溺れる日々を送っていたが、彼のよろいを取り戻すことに力を貸すと約束するライラと出会い共に戦うことを誓う。

■緒形拳さんコメント
2006年11月、極北の大地カナダ。雪と氷に閉ざされた極地の世界。そこは人間にとって、このうえもなく寒く、厳しい極限の世界。僕はシロクマと出遭った。
大きく勇ましい、その姿。しかし、彼の眼差しは穏やかで、やさしかった。寒さも忘れ、シロクマを見続けた。たまらなく愛おしい。
彼らが絶滅危惧種に。彼らの眼差しが、忘れられない。
あれから1年後、シロクマの吹替えの仕事がきた。映画の吹替えは初めてで自信がない。でも、大好きなシロクマの役だから。
シロクマ君、どうぞよろしく。

■緒形拳さん吹き替え決定の経緯:本作で非常に重要な役割を担う鎧グマ族の王、イオレク・バーニソン役を演じるには、荒々しさと同時に誇り高い高貴さを表現できることが必須。本国ではアカデミー賞俳優イアン・マッケランがキャスティングされたと聞き、この大役が担えるのは、演技力と品格、力強さ兼ね備えた緒形拳さんしかいないのではと考えオファーをした。映画の吹替えの仕事は受けられたことがないということだったが、ご本人が以前本物の野性のシロクマに会い、すっかり魅せられていたということで受けていただけることとなった。

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