『追悼のざわめき デジタルリマスター版』約20年の封印が解き明かされる！ＤＶＤは、豪華特製木箱入り
伝説
過激な描写で賛否両論を巻き起こした
80年代伝説の作品がデジタルリマスター版にて復活！
ファン待望の初DVD化！
■松井良彦が脚本に描いたファンタジーは、グロテスクな現実をデフォルメした暴力と差別の残忍な描写にあふれていた。映像をイメージできても、それをひとつの映画として実現する可能性は限りなくゼロに等しい。そう思われた。しかし、80年代インディーズ映画の無謀なエネルギーがこれを作品に結実させた。スタッフの平均年齢20代半ば。200日を越えるロケ。ダミーの台本を駆使した許可取り、犯罪すれすれの際どい撮影、資材調達。タコ部屋のようなスタッフルーム・・・。「なにゆえに？」「ただ、その映画が見たかったから」自らを賭してまで。
■88年5月に公開された本作は、中野武蔵野ホール開館以来のメガヒットを記録し、ミニシアターの伝説を作り上げた。毎年のように再映され、観客を惹き付けた。そして、04年、劇場の閉館。作品は劇場から封印された…。しかし観客たちの声が封印されていた映画が甦らせる。05年、映画雑誌「映画秘宝」が、公開から17年後にも関わらず「追悼のざわめき」特集を掲載した。読者から寄せられた数多くの問合せが企画を押し上げたのだ。
■そして、デジタルリマスター版の制作が決定される。ニュープリントからのHDテレシネ。音響は浦田和治（「ジョゼと虎と魚たち」など）の手によるオリジナル音源からの再構築。さらに、ミュージシャン上田現が書き下ろした楽曲が加わり、「追悼のざわめき」は生まれ変わった。現実の音はさらに生々しく、グロテスクでイリュージョナルな場面はよりファンタジックに・・・。これは、リバイバルではない。さらに鋭く、美しく。ある伝説的な映画の暴力的な＜再生＞である。
初回限定スペシャルエディション！
豪華4大特典（3枚組）
①撮りおろしドキュメンタリー
監督：元木隆史 出演：佐野和宏、仲井まみ子、安岡卓治、松井良彦 他
②公開当時オリジナルサウンドトラック
公開当時のオリジナルサウンドトラックを収録60分（予定）。
③オリジナルブックレット
公開当時のパンフレット、デジタルリマスター版プレスリリース・パンフレットを再編集。
④豪華特製木箱入り
価格：\10,290（税込）
Story
大阪・釜ヶ崎、若い女性たちの惨殺事件が続発する。犯人は廃虚ビルの屋上で暮らす孤独な青年、誠（佐野和
宏）。彼は菜穂子と名づけられたマネキンを愛し、愛の結晶が誕生することを夢想していた。やがて彼女に不
思議な生命が宿りはじめ、様々な人間が廃虚ビル＝「魔境」へと引き込まれていく。純粋に二人だけの世界で
生きていた幼く美しい一組の兄と妹（隈井士門、村田友紀子）。かれらもまた、菜穂子がいる廃虚へと導かれ
てゆく。幼い妹は菜穂子に母の面影を見る。兄は、その姿に激しく性を感じる。その時、廃墟ビルに引き込ま
れた人々に残酷な運命が訪れる・・・・・。
Staff
監督・脚本：松井良彦 製作：安岡卓治 音楽：菅沼重雄、上田 現
Cast
出演：佐野和宏、仲井まみ子、村田友紀子、隈井士門 ほか
DVD仕様
本編ディスク 2007年日本／モノクロ／150分／16：9／片面二層（DVD）
特典ディスク1 2007年日本／カラー／60分（予定）／カラー／ステレオ／スタンダード／片面一層（DVD）
特典ディスク2 60分（予定）／CD
更に4大特典に加え、劇場版予告（88年公開当時）、劇場版予告（リマスター版）、バイラルCM7本、松井良彦最新作「どこに行くの？」劇場版予告も収録！
※仕様、得点、ジャケット・デザイン等は都合により予告なく変更する場合がございます。