会期:2007年12月14日(金)、15日(土)、16日(日)
会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ
入場料金:無料招待および応募抽選他/詳細は下記サイト参照ください

主催:ロシアアニメーションフェスティバル実行委員会、ロシア文化フェスティバル日本組織委員会
後援:ロシア文化庁映画庁、東京日仏学院、チェブラーシカプロジェクト、テレビ東京ブロードバンド株式会社、
株式会社フロンティアワークス他

概要
20世紀初頭の帝政時代から高水準の作品が制作され、映画史上に大きな軌跡を残してきたロシア・アニメーション。日本の巨匠、手塚治虫や宮崎駿、高畑勲にも芸術的影響を与えた数々の作品の中より、原作出版40周年を迎える「チェブラーシカ」、原作者マルシャーク生誕120周年の「森は生きている」、公開50周年の「雪の女王」、アカデミー賞受賞監督アレクサンドル・ペトロフの短編、アニメの神様と称えられるユーリー・ノルシュテイン作品など日本でも馴染みの深い作品を選んで上映します。

上映スケジュール
14日 19時開場 19時30分上映開始
上映作品:
「チェブラーシカ」・日本語字幕版

15日 10時30分開場 11時上映開始
上映予定作品:
「チェブラーシカ」・吹替版(DVD上映)、
「森は生きている」・吹替版(DVD上映)/マルシャーク生誕120周年記念
                

15時開場  15時30分上映開始
上映予定作品:
「チェブラーシカ」・日本語字幕版
アレクサンドル・ペトロフ短編集/「雌牛」、「おかしな男の夢」、「水の精—マーメイド−」
ユーリー・ノルシュテイン作品/「霧の中のハリネズミ」

16日 10時30分開場 11時上映開始
上映予定作品:
「チェブラーシカ」・吹替版(DVD上映)
「森は生きている」・吹替版(DVD上映)

15時開場  15時30分上映開始
上映予定作品:
「チェブラーシカ」・日本語字幕版
「雪の女王」他

上映作品(予定)
●ロマン・カチャーノフ監督の人形アニメーション・チェブラーシカ原作出版40周年 
『ワニのゲーナ』(1969)(20分)
『チェブラーシカ』(1971)(20分)
『シャパクリャク』(1974)(20分)

ロマン・カチャーノフ(1921〜1993)
旧ソ連全盛期に活躍したアニメーション監督の巨匠。1946年に連邦動画スタジオ(ソユーズ・ムリトフィルム)の監督コースに入る。『ミトン』を手がけ、そのクリエイティブな才能と技術力は世界の著名なクリエイターに絶賛されている。

●生誕120年を迎えるマルシャークの原作をアニメーション化した長編ファンタジー
『森は生きている』(1956)イワン・イワノフ・ワノー監督(49分)
■ロシアアニメの長老的存在、『イワンのこうま』のワノー監督、マルシャーク原作によるファンタジー作品。わがままな女王に仕える少女と、一瞬のうちに季節を変えることができる十二か月の兄弟との出会いから始まる不思議な現象を彩色豊かに描く。

●ロシアアニメーションの最高峰
『雪の女王』(1957)レフ・アタマーノフ監督(65分)
原作:ハンス・クリスティアン・アンデルセン
脚本:ゲオルギー・グレブネル、レフ・アタマーノフ、ニコライ・エルドマン
詩:ニコライ・ザボロツキー 歌詞:M・スヴェトロフ 作曲:A・アイヴァジヤン
■雪の女王に心を凍らされた少年カイを助けるため、少女ゲルダがさまざまな苦難を乗り越えながら氷の宮殿を目指す。高畑勲、宮崎駿らに決定的影響を与えたともいわれる長編アニメ。

●幻のロシアアニメーション
『アンデルセンの鉛の兵隊さん』

●映像の詩人ユーリー・ノルシュテイン作品
『霧の中のハリネズミ』(1975)(10分)
■数々の受賞歴をはじめ、日本で刊行された書籍プロが選定した「世界と日本のアニメーション・ベスト150」の
中で、堂々1位に輝いている。友達の小熊の家を訪ねる途中、濃密な霧につつまれてしまったハリネズミの一晩の体験を詩情豊かに描いた傑作アニメーション。

ユーリー・ノルシュテイン(1941年9月15日〜)
1970年代に「話の話」などで一気に世界的な巨匠となったアニメーション作家。
1959年に、ソユーズムリトフィルム国立映画スタジ付属のアニメーターコースに入学、卒業後ソユーズムリトフィルムで、『せむしのこうま(イワンの仔馬)』、『森は生きている』のイワン・イワノフ=ワノーや、『ミトン』、『チェブラーシカ』で知られるロマン・カチャーノフなどに師事する。
新作「外套」(ニコライ・ゴーゴリ原作)は、すでに制作20年目に入り、なお執念の創作を続けている。

●油絵が動く!脅威の美!アレクサンドル・ペトロフ作品
『雌牛』(1989)(10分)
『おかしな男の夢』(1992)(20分)
『水の精-マーメイド』(1996)(10分)

アレクサンドル・ペトロフ(1957年7月17日〜)
ロシアのアニメーション作家。ヤロスラヴリ州プレチストエ村に生まれる。
アニメーション作家であるユーリー・ノルシュテインに師事し。ガラス・ペインティング(ガラス板に油絵具を指でつけ描く)という技法で、1990年の『雌牛』、1996年の『水の精-マーメイド』で米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネート。
1999年にアーネスト・ヘミングウェイの原作による『老人と海』(29,000枚ものガラス板に描かれた油絵からなる)で、アカデミー賞短アニメーション賞を受賞した。
2007年春に新作「春のめざめ」が日本で公開された。

追加イベント予定
●チェブラーシカ着ぐるみ撮影会=15日、16日予定
●作品関連GOODSの即売会
●チェブラーシカのクリスマスプレゼント抽選会=15日、16日予定

ロシア文化フェスティバル2007
http://www.russian-festival.net/