「エクスプローラー」とは、探究者の意。新しい情報伝達手段(メディア)
と表現の可能性を探求したクリエイターの映像作品が川口に集結!

SKIPシティ 映像ミュージアム企画展「メディア・エクスプローラー2007」展もいよいよ10月14日までの開催となりました! 画面に息を吹きかけたり指を置いたりすることで楽しめるテレビ、音と光で学ぶ点字盤、声に合わせて記号化された顔を映し出す電話や、人間の描いた線を認識して絵を描くロボットなど、新しい情報伝達のためのメディアを、実際に見て、触って、楽しめる構成になっています。
最終日となる14日には、ダンサーそして映像作家として国内外で活躍する城戸晃一氏による映像ライブパフォーマンス「イメージの裏側:『回転』編」も開催されます!

■進化するメディアの姿を見届けよう! 私たちの気持ちを伝える新しい道具たち
ロボットと描く絵画
「演算する絵画」(小町谷圭)
絵画を描くのは、今や人間だけではありません。
ロボットが自走しながら人間の描いた線を読み取り
その上に新しい線を描いていきます。

点字を色と音を使って、楽しく学んでみよう!
「音点字」 (福森みか)
目の不自由な人が使う点字を、目の見える人も楽しみながら学べる装置。色と声で、楽しく点字を学習することができます。

これが電話の新しいかたち?
「Vomoder」(クワクボリョウタ)
声に合わせて、記号化された顔を映し出すテレビ電話セット。ほんの少しの情報が加わるだけで、自分と相手との間にある電話というメディアのあり方が変わります。

画面に触れてみよう! 息を吹きかけてみよう!
「Hands On Movie」 (宇田敦子)
画面に指で触れたり、息を吹きかけたりして楽しむ映像作品。

■メディアは記憶をかえていくーさまざまな記憶のあり方を探求する映像作品

早稲田大学川口芸術学校の学生がとらえた、様々な「川口」のドキュメンタリー
鋳物、ゆり、職人など、川口市内のさまざまな人と場所、風物、歴史をとらえた10点のドキュメンタリー作品。映像で街を探検します。

「記憶のしかた」を考える映像たち
「セピア色の思い出」「ストップモーションのような記憶」といった表現は、写真や映像というメディアの発達以前には考えられませんでした。メディアの発明は、「思い出す」という人間にとって基本的な営みさえ変化させてしまいます。短編映像作品「Fog, off the ground」「Crawl 02」のほか、インスタレーション作品「8 viewpoints」を展示します。

◎SKIPシティ 映像ミュージアム 企画展「メディア・エクスプローラー2007」展関連イベント —イメージの裏側:『回転』編—

<企画展の最後を飾る映像作品上映>
いよいよ終了に近づく「メディア・エクスプローラー2007展」。その最終日を、日本で唯ひとり、身体のライブな動きと映像を融合させた作品を創り続ける城戸晃一氏による、貴重なライブパフォーマンスが飾ります。期日:10月14日(日) 14時〜/16時〜 (各回25分)

<埼玉県ではじめて−1日のみの上演!>
ロンドン市立大学大学院を修了後、国内外でダンスと映像を組み合わせた表現活動を続ける城戸氏による、埼玉県でははじめてのパフォーマンスです。

<いくつもの映像がつくり出す不思議な体験!>
映像ミュージアム303スタジオで城戸氏が回転運動をしながら撮る画像、その彼の姿をとらえるスタジオ内部の定点カメラの映像などを組み合わせて、ワークショップルームに設置された大型画面上にひとつの映像をつくり出します。観る人は、現実のパフォーマンスと、撮影された映像との組み合わせによる、不思議な世界を楽しむことができます。

映像ミュージアム入場料以外の料金は不要。ご家族で気軽に最先端アートの世界を体験していただける絶好の機会です。

日時:2007年10月14日(日)14時〜/16時〜(各回約25分) 企画展最終日!!
会場:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム 
    3Fワークショップルーム
料金:映像ミュージアムに入場された方は、無料でご覧いただけます。
    映像ミュージアム入場料:大人500円、小中学生250円(常設展示もご覧いただけます)
所在地:埼玉県川口市上青木3-12-63 彩の国ビジュアルプラザ
お問い合せ:映像ミュージアム TEL:048-265-2500  担当:高橋