話すことで、癒されていく傷がある。

ニューヨークでの同時多発テロから早6年、あの日の衝撃は、未だ人々の心に深い傷跡を残したまま、記憶から消えることはありません。辛い過去を克服し、新しい未来へ向かうことは、もはや人類のテーマとも言えます。これまで、9.11を題材とし、テーマとし、背景に置き、数々の映画や、その他の作品が生まれてきました。この度、ご案内させて頂きます、映画「再会の街で」は、2001年9月11日以後、テロで愛する家族を失った男、チャーリー(アダム・サンドラー)の再生を描いた作品です。事件そのものでなく、事件以降どうやって失った人生を取り戻すかをテーマとした、新しい価値観を持った感動作です。その他のキャストでは、主人公のチャーリーとは対極の人生を歩み、全てを手にしたように思っていた男アランを、「ホテル・ルワンダ」、「クラッシュ」での名演で知られるドン・チードルが演じています。愛を見失った男アランは、チャーリーとの対話の中から、身近にある自分にとって本当に大切なものに気づいていきます。心の平和へと導いてくれる本作は、9.11を語る今年公開の映画として必ずや映画史にその名を残す名作です。この度、本作の第20回東京国際映画祭コンペティション部門へ正式出品が決定致しました。

<STORY>
愛する者を失った時、人はどうすればいいのか−。
誰もが必ず出会う人生への問いかけを、二人の男の魂の交流で描く感動作!
キャリアと愛する家族に恵まれ、人もうらやむ人生を送る歯科医アラン。5年前の9月11日、たった一日で愛する者すべてを失った悲しみからキャリアを捨てて殻に閉じこもった元歯科医チャーリー。大学時代のルームメイトだった二人が、ニューヨークの街角で偶然再会した時、彼らの人生は対極にあるかに見えた。だが、再び友情を育んでゆく中で、彼らは互いを必要としていることに気づいてゆく———。

出演:アダム・サンドラー『パンチドランク・ラブ』、『もしも昨日が選べたら』/ドン・チードル『ホテル・ルワンダ』、『クラッシュ』/リヴ・タイラー『魅せられて』、『アルマゲドン』/ジェイダ・ピンケット=スミス『ALI アリ』、『マトリックス/レボリューションズ』/ドナルド・サザーランド『JFK』、『コールドマウンテン』
監督:マイク・バインダー『インディアンサマー/タマワクの英雄たち』、『ママが泣いた日』

2008年 お正月ロードショー 恵比寿ガーデンシネマ/新宿武蔵野館

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=45901