9月14日(金)・15日(土)・16日(日)の3日間に開催される第3回「アジア海洋映画祭イン幕張」のコンペティション部門上映作品6本のうち4本が上映決定した。詳細は公式サイト(http://www.amffm.net/)をチェック!

『今日という日が最後なら、』
【監督・脚本】柳 明菜
【音楽】伊豆一彦
【キャスト】森口彩乃、柳裕美、清水増子、藤谷文子、
本多章一、岡田真由子
【監督公式ブログ】 http://www.fruitblog.net/akina919/
【八丈島映画応援団】http://8jo-cinema-sp.akinaakina.com/
都会と島…まったく違う環境で離れて育った双子の姉妹。
そんな2人が20歳の誕生日に再会する。
衰退しつつある美しい八丈島を舞台に、家族の絆、病気、島のお祭りを通して、“今と向き合い生きること”を学んでいく。大自然と人のぬくもりに包まれながら、少女から大人へと成長する物語。

『練習曲』
2006年・台湾
【英題】Island Etude
【監督】陳懷恩(チェン・ホァイエン)
(侯孝賢監督の『悲情都市』『好男好女』など多数の映画で撮影を担当してきたほか、広告業界でも活躍しているベテランカメラマンで、本作が映画初監督作品)
【公式ブログ】 http://www.wretch.cc/blog/EtudeBike
【出演】東明相(本職は美術デザイナー。モデルの経験はあるが俳優としてはまったくの新人。聴覚障害をもつ)楊麗音、呉念真、SAYA、胡徳夫 他
【あらすじ】
大学卒業を控えた明相は、ギターを背負い自転車で台湾をひとめぐりする1週間の旅に出る。高雄から出発して時計の針と逆周りに、東海岸から西海岸へとめぐりながら出会う人々、流れ行く風景。
台湾の美しい海岸線の景色に心いやされ、また主人公とともに心の奥にしまわれていた懐かしい思い出や生命のいとおしさを感じられる感動的な作品である。
台湾の製作補助金を得て、低予算で製作され、撮影期間は30日、移動距離はのべ1万6千キロ。 2007年4月に台湾公開され、口コミで評判が広がり、台湾映画としてはかなり良い成績を上げたようだ。

『妻の愛人に会う』
2005年・韓国
【監督】キム・テシク
5月、モナコ国際イメージングタレント映画祭で監督賞、撮影賞、男優主演賞を受賞したことに続き、先月、スロバキアで行われた第15回国際アートフィルムフェスティバルではトレンチン市長賞を受賞するなど、海外の映画祭で相次いで受賞している。
【出演】夫・・・朴広正(パク・クァンジョン)
    (主な出演作:『愛のゴースト』『ナンバー3』)
    タクシー運転手・・・鄭普碩(チョン・ボソク)
    (主な出演作:『灼熱の屋上』『誰にでも秘密がある』)
【あらすじ】
妻に愛人ができたらしい…。
夫が妻の不倫相手の運転するタクシーに乗り込んだ。思いがけず長距離の客を乗せることができて嬉しい運転手だが、どうも客の様子がおかしい。
一方、夫は彼に問いただすことができるのか?そんな2人が起こすアクシデントを面白おかしく描くコメディ作品。シナリオの完成度が大変高く、2004年映画振興委員会芸術映画製作支援作品に指定された。

『ぼくのフットボールの夏』
2006年・台湾
【監督】楊力州・張栄吉
(楊力州は1969年生まれ。台湾ドキュメンタリー界の第一人者である。 『I LOVE(080)』が山形国際ドキュメンタリー映画祭でNETPAC特別賞を受賞したほか、新宿歌舞伎町に生息する台湾人を記録した『新宿駅、東口より東』で台湾金鐘奬最優秀監督賞を受賞するなど、国内外の映画祭で数多くの受賞歴を誇る。)
【出演】美崙中学校サッカー部の17人 他
【あらすじ】
本映画祭初めてのドキュメンタリー作品。
台湾の太平洋岸の県、花蓮は台湾先住民が多く暮らす地域。そんな場所にある美崙中学校のサッカー部は全国大会優勝を目指して練習に励んでいる。部員たちは毎日厳しい練習に耐え、3年生の夏についに!
練習の厳しさだけでなく、先住民の現実も描く。
この作品はドキュメンタリーにもかかわらず、台湾では商業公開され、例外的な大ヒットを記録した。