今年で60回を数えるスイス南部ロカルノで開催されているロカルノ国際映画祭が11日に閉幕し、国際コンペティション部門に出品している小林政広監督が脚本、主演を担当した最新作『愛の予感』がグランプリに当たる「金豹賞」を受賞した。
小林政広監督は、フォークシンガーとして活躍、1996年の初監督作『CLOSING TIME』が第8回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で映画祭初の日本人監督としてヤングファンタスティックコンペティション部門でグランプリ受賞。続く『海賊版=BOOTLEG FILM』(98)、『殺し』(00)、『歩く、人』(01)、と連続3作品が、カンヌ国際映画祭に出品、日本映画として快挙となった、『La Coiffeuse ─女理髪師の恋─』(公開題名:完全なる飼育 女理髪師の恋)もロカルノ映画祭で、Special Mentionを受賞や前作『バッシング』は、2005年のカンヌ映画祭でコンペティション部門に出品している。
日本での公開は、11月、ポレポレ東中野で一般にお披露目される。

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