先月26日に、ヴェネツィア国際映画祭への出品が決まった、青山真治監督の『サッド ヴァケイション』が、9月に行われる第32回トロント国際映画祭へ出品されることが決定致しました。

出品部門は、「ヴァンガード部門」で、“文化的・技術的に先駆者なフィルムメイカーにスポットを当てる”というもの。
ヴェネツィア国際映画祭への出品が決まった直後、このようなうれしいニュースが飛び込み、青山真治監督を始め、出演者たちも大感激!近年の日本映画では、浅野忠信出演作品『座頭市』、オダギリ ジョー主演作品『蟲師』が、ヴェネツィア・トロントと連続出品され、注目を集めております。
『サッド ヴァケイション』も、世界的な映画祭からダブルでお墨付きをもらい、国境を超えて共感を呼ぶトップクラスの日本映画であることを証明しました!ますます9月8日の日本公開への期待が膨らみます!

トロント国際映画祭は、9月6日から16日にかけて開催され、世界各国の映画祭ではめずらしく、大賞(ピープルズ・チョイス)が観客による投票で決定される点が大きな特徴となります。
1998年『ライフ・イズ・ビューティフル』がトロント国際映画祭で、ピープルズ・チョイス賞を受賞した後、米国アカデミー賞で、オスカーを獲得して以来、その形が続いたことから、ハリウッドでは「アカデミー賞の前哨戦」と言われ、今では世界各国の配給会社、映画記者が大集結することで有名な映画祭です。

日本からは、近年『座頭市』『フラガール』『蟲師』『花よりもなほ』が出品されており、03年には『座頭市』が大賞を受賞しております。

今作品は、初主演作『Helpless』と同じ役柄で挑んだ浅野忠信、圧倒的な存在感でスクリーン、舞台を問わず観客を魅了し続け、監督自身が出演を熱望し、今回が青山組初参加となった石田えり、さらに『EUREKA ユリイカ』の梢役で挑んだ青山組の常連、宮?あおい、主演作が相次ぐオダギリ ジョーという、実力派のキャストたちが集結しました。

幼い頃に自分を捨てた母との運命的な再会を果たした息子。母への復讐を胸に秘めてともに暮らし始めた息子の前に、偉大なる母性が立ちはだかる……。運命に抗い、運命に翻弄される男たちと、すべてを包み込みながら美しく生きる、“ゆるぎない女たち”。やさしく、したたかな女たちの笑顔が、男たちを未来へと導く……。

9/8 (土)、シネマライズ他にて全国順次ロードショー!

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