60年代、フランス・ヌーヴェル・ヴァーグ。
70年代、アメリカン・ニューシネマ。
そして、80年代、日本のインディーズ・ムービー!!

『追悼のざわめき デジタルリマスター版』 公開記念企画第2弾
80’s インディペンデント・フィルムメーカーズ特集上映
〜廃墟に咲いた唯一無二の花どもよ〜
UPLINKFACTRYにて8/20(月)〜8/26(日)

1988年、今は無き“中野武蔵野ホール”で公開された松井良彦監督の『追悼のざわめき』は同館開設以来の動員記録を打ち出し、全国でのべ5万人を動員する。それは、インディペンデント映画として製作された作品としては、異例の事件であり、伝説である。同作を生み出した原動力となったのは、80年代インディーズの神がかり的なエネルギーだった……。撮影所の崩壊とともに日本映画が混迷の時代へと突入していった80年前後、それまでとは違うやりかたで、映画に魂をぶつけ、既存の日本映画界、いや映画という表現形式そのものを破壊しつくそうとした至極の作家たちが生まれた。石井聰亙、山本政志、原一男、緒方明、園子温、平野勝之。彼らはそれぞれ独自の方法論で作品を作り、同世代の観客たちと共に、日本映画史の中でも異色のムーブメントを巻き起こした。80年代自主映画の金字塔『追悼のざわめき』が、「デジタルリマスター版」として、スクリーンに甦るこの夏、70年代後半から80年代当時制作されたインディーズ映画と、その後に製作された近作とを一挙スクランブル上映する!!

上映作品ラインナップ
石井聰亙 『高校大パニック』(76)『1/880000の孤独』(77)
緒方明 『東京白菜関K者』(80) 『独立少年合唱団』(00)
園子温  『俺は園子温だ!』(84)『男の花道』(86)『HAZARD』(02) 『紀子の食卓』(05)
原一男 『極私的エロス 恋歌1974』(74) 『またの日の知華』(04)
平野勝之 『人間らっこ対かっぱ』(85) 『雷魚』(89) 『白 THE WHITE』(99)
山崎幹夫 『ゴーストタウンの朝』(83) 『散る、アウト。』(84)
山本政志 『看守殺しの序曲』(79)『うぎ・ぶぎ・うっきん』(84) 『3日』(05) 『サイクル』(06)

提供:石井聰亙、緒方明、園子温、原一男、平野勝之、山崎幹夫、山本政志、アグン・インク、アルゴピクチャーズ、アンプラグド、イメージリングス、トランスフォーマー、V&Rプランニング、wowow
企画協力:イメージリングス、69’ners film、PFF事務局
企画・配給:UPLINK、安岡フィルムズ、バイオタイド

8/20(月)〜8/26(日)まで公開 ※詳しいタイムスケジュールは http://www.uplink.co.jp/factory/

料金:当日1,200 2作品セット券 2,000 (すべて税込)

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