驚異的なほどに高い知能指数を持ち、ピアノの才能も天才的。
“こうなったらいいのに”と思い描く夢をすべてかなえる能力を持つヴィトス少年は類まれなその頭脳で次々に問題を解決し、家族を幸せにしていく。
その一方で、頭は天才だが心は少年のままの彼が、自分自身でいられるのは大好きなおじいさんと一緒にすごす時間だけ。
その静かでやさしさにみちた時間が、少年に人生は独りで演奏するソロではなく、様々なパートの音と響きあいながら奏でるコンチェルト(協奏曲)のようなものだと教えてくれる。

『ヒトラー〜最期の12日間〜』のブルーノ・ガンツが天才少年の精神的な支えとなるおじいさんを好演。また主人公のヴィトスをイギリスの名門パーセルに現在在学中の新進ピアニストテオ・ゲオルギューが演じる。スイスの名匠フレディ・ムーラー待望の新作です。

監督:フレディ・M・ムーラー『山の焚火』
出演:テオ・ゲオルギュー 第1回フランツ・リストコンクール優勝
ブルーノ・ガンツ『ヒトラー〜最期の12日間〜』
2006年/スイス映画/35mm/カラー/ヴィスタ/ドルビーSRD/121分

第1回ローマ国際映画祭観客賞受賞 AFI2006観客賞受賞 
2007年スイス映画賞最優秀作品賞受賞
2006年度アカデミー賞外国語映画賞スイス代表作品

提供:東京テアトル/ポニーキャニオン  配給:東京テアトル株式会社

晩秋、銀座テアトルシネマにてロードショー

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