今回、6月6日〔水)より全国一斉配布される「ゲドを読む。」にあわせて、この春開館したばかりの新国立美術館のスーベニアフロムトーキョーにて展覧会を開催することになりました。
題して、「Inside of Gedo Senki / 宮崎吾朗の内側」。写真家・広川泰士による、宮崎吾朗に迫る撮りおろしの巨大ポートレート、BACHによる、宮崎吾朗監督と映画『ゲド戦記』を知るためのブックセレクトの展示販売、さらに、佐藤可士和装丁による『ゲドを読む。」」 をインスタレーション型で配布。さまざまな角度から、宮崎吾朗の新たな魅力に気づく展覧会です。

「スーベニアフロムトーキョー」(SFT)は、この春、開館したばかりの国立新美術館の中にあるミュージアムショップ。既存のミュージアムショップの枠に捕われず、東京のフラット感覚をそのままに、ジャンルやスタイルの壁を超え、日本を含めた世界中の作家やアーティスト、デザイナーたちが発するカオティックなエネルギーをそのまま凝縮したスペースです。

【展覧会詳細】
このスーベニアフロムトーキョーを舞台として、スタジオジブリのアニメーション『ゲド戦記』監督・宮崎吾朗の素顔に迫ります。

写真家・広川泰士による、宮崎吾朗の細部に迫る撮りおろし巨大ポートレートの展示。さらに宮崎吾朗の現在を形づくった“ゆかりの本”を再現し、BACHによる映画『ゲド戦記』を知るためのブックセレクトも展示販売。また装丁にSFTのロゴも手がける佐藤可士和、プロデュースに糸井重里を向かえたフリーペーパー『ゲドを読む。』を6月6日からインスタレーション型で1万部を配布します。近距離、遠距離、様々な角度から、宮崎吾朗の内面と新たな魅力に気づく展覧会です。

【宮崎吾朗 (みやざき・ごろう)】
1967年東京生まれ。信州大学農学部森林工学科卒業後、建設コンサルタントとして公園緑地や都市緑化などの計画、設計に従事。
その後、98年より三鷹の森ジブリ美術館の総合デザインを手がけ、01年より05年6月まで同美術館の館長を務める。
2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門を受賞。

【広川泰士(ひろかわ・たいし)】
1950年逗子市生れ。74年よりファッション、コマーシャルを中心に写真家として活動を始める。ポートレートでも独自の世界を拓き、86年「家族の肖像」シリーズで講談社出版文化賞受賞。90年代、活動を広告映像の分野にも広げ、96年日本TV映画技術協会、撮影技術賞、その他ニューヨークADC賞、APA賞受賞。02年全国カレンダー展文部科学大臣賞受賞。アメリカを始め、様々な美術館に作品が収蔵されている。

【幅 允孝(はば・よしたか)】
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。TSUTAYA TOKYO ROPPONGIやLOVELESS、CIBONE、国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」などの本のディレクションを手がける。そのほかにも編集、執筆、企画、ディストリビューション など、本をツールに幅広い分野で活動中。『WERK MAGAZINE』のディストリビューション、王子製紙本社1Fにある「OJI PAPER LIBRARY」の企画、AMPG(Azuma Makoto Private Gallery)のカタログディレクションがある。
BACH: http://www.bach-inc.com

【展覧会 概要】
会場 : 国立新美術館ミュージアムショップ スーベニアフロムトーキョー
会期 : 2007年6月6日(水)〜2007年6月25日(月)
開館時間 : 10:00〜18:00 (金曜日のみ20:00まで)
休館日 : 火曜日
お問い合わせ : 03-6812-9933(スーベニアフロムトーキョー)
監修 : BACH(バッハ)

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■『ゲドを読む。』について
208ページの「文庫本のかたち」をしたフリーペーパー、110万部発行の 『ゲドを読む。』 は6/6より全国無料配布開始。
この本は、アーシュラ・K.ル=グウィンによる『ゲド戦記』全6巻(岩波書店)の魅力を伝えることで、それを映像化した「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督作品)(7/4〔水〕、ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメントよりDVD発売)に関心をもってもらおうという考えのもとに生まれた無料の文庫本です。6/6〔水〕より全国有名書店ほか様々な場所で配布されます。   

プロデュース: 糸井重里  編集協力: 岩波書店 スタジオジブリ 
発行:  ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
体裁:  文庫本/208頁/表紙の色は5種類あります。