10月21日(土)より9日間に渡って開催された「第19回東京国際映画祭」が、無事クロージングを迎え「東京 サクラ グランプリ」始め各賞を発表。

・東京 サクラ グランプリ 『OSS 117 カイロ、スパイの巣窟』 
・審査員特別賞 『十三の桐』
・最優秀監督賞 ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス (『リトル・ミス・サンシャイン』)
・最優秀主演男優賞  ロイ・デュピュイ(『ロケット』)
・最優秀主演女優賞  アビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
・最優秀芸術貢献賞 『父子』(「アジアの風」コンペティション特別枠 *)
・最優秀アジア映画賞 『父子』
・日本映画・ある視点 作品賞  『ミリキタニの猫』
・日本映画・ある視点 特別賞   高良健吾(『M』)
・観客賞 『リトル・ミス・サンシャイン』
・黒澤明賞 ミロス・フォアマン、市川 崑

(*)「コンペティション特別枠」について:
第17回東京国際映画祭より、、最優秀アジア映画賞受賞作には、コンペティション部門の受賞資格が与えれるという、規約が導入されています。この規約によって『父子』が初のコンペティション部門での賞を受賞した「アジアの風」作品です。

<第19回東京国祭映画祭 動員数>
劇場動員数  78,000人 (第18回:77,000人)
TIFFCOM及び秋葉原エンタまつり他、協賛企画動員数 176,000人(第18回:190,000人)  
レッドカーペット等イベント 17,000人  

●ミシェル・ハザナヴィシウス監督 受賞コメント
東京国際映画祭にお招きいただき、素晴らしい時間を過ごしました。そして、この映画に係わった全ての人々にお礼を言いたいです。本当にどうもありがとう。

●ジャン=ピエール・ジュネ審査員長
「OSS 117カイロ スパイの巣窟」この作品はどこの国の人が見ても楽しめる映画です。ほとんどの審査員が一致して選びました。
東京国際映画祭について… 今回の審査を通して、世界にはたくさんの異なった文化があることを痛感しました。しかし、たとえ文化が違っても人間的感情は共感できるものだという事を、東京国際映画祭が思い出させてくれました。それもまたこういった国際映画祭の役割だと思います。また、審査員全員で観たオープニング作品『父親たちの星条旗』に敬意を表したいと思います。

東京国際映画祭
http://www.tiff-jp.net/