「ハートフル・コンテンツ」公募・制作に経済産業省と(財)デジタルコンテンツ協会が後援
ブロードバンド配信はビッグローブが協力

短編映画作品「ハートフル・コンテンツ」の公募・制作事業を主催するヒューマントラスト・シネマ制作委員会(委員長:阪本美貴子)は本日、クランクインを前にシナリオライター、監督、出演者が一堂に集い、選考にかかわった審査委員とともに制作発表を開催。

制作発表では、ウェブ・シネマ制作に挑む6名の監督がその抱負を述べるとともに、入選シナリオライターとその作品、そして出演者の紹介が行われました。

また、日本電気株式会社が運営する日本最大級のポータルサイトであるBIGLOBE(ビッグローブ)の協力により本日からスタートする「Heartflog 〜制作現場から〜」が紹介されました。5つの制作チームが作品ごとにブログをもち、制作現場からのホットな情報を定期的にレポートするものです。撮影開始から完成に至る間のトピックスを幅広い映画ファンに発信し、映画づくりへの関心を高めていきます。来年2月に完成される短編映画のブロードバンド配信についてもビッグローブの全面的なバックアップを得ています。

さらに「ヒューマントラスト・シネマ」プロジェクトに対し、11月21日付で経済産業省の後援が決まりました。これは、財団法人デジタルコンテンツ協会(本部:東京都千代田区、中村雅哉会長)に次ぎ、2件目の後援名義となります。

今回の発表についてヒューマントラスト・シネマ制作委員会の阪本委員長は、「皆さまからの多大なご支援のもと、弊社の10周年企画事業としてスタートしたこのプロジェクトが大きく成長していることを実感でき心から感謝いたします。ひとりの映画ファンとしても、5つの作品の完成を楽しみにしています」と語っています。

このほど、「エラヤッチャよいっ!」と「イシノオト」の2作品のヘアメイクを、TTA(トニータナカアーティストチーム)が全面的にバックアップすることも決まり、ヒューマントラスト・シネマへの支援は、ますます広がりを見せています。

「ヒューマントラスト・シネマ」プロジェクトについて
「ヒューマントラスト・シネマ」は、総合人材サービス会社へと急成長を遂げている株式会社ヒューマントラスト(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長: 阪本美貴子)が、同社の10周年記念事業として映像分野における新たな人材と能力の発掘を目指し、企画・実施するものです。

このプロジェクトの審査委員には、いずれも映画界の第一人者である安藤紘平氏(映像作家、早稲田大学教授)、大林宣彦氏(映画作家)、竹山洋氏(脚本家)、林海象氏(映画監督)、坂野義光氏(株式会社先端映像研究所社長)と三留まゆみ氏(イラストライター)が参画しています。

シナリオについては9月に、小松與志子さんの「夏のゴンドラ」、梯(かけはし)佐知子さんの「エラヤッチャよいっ!」、堀田理恵子さんの「イシノオト」の3作品が優秀シナリオ賞に選考されました。その後、独創的な作品と高く評価された川本正文さんの「セイキロスさんとわたし」が特別シナリオ賞として映像化が決定。さらに、映像化にはいたらないものの、宮武由衣(みやたけ よりえ)さんの「精霊のモリ」が審査委員奨励賞を受賞しました。

上記入選シナリオをもとに5作品の映像化が決定し、11月に監督6名が選考されました。「夏のゴンドラ」(A)監督:岡田茂さん、「夏のゴンドラ」(B)監督:高橋学さん、「エラヤッチャよいっ!」監督:海上(うなかみ)ミサ子さん、「イシノオト」監督:木下 真さん、「セイキロスさんとわたし」監督:糸曽賢志さん、亀渕裕さん。「夏のゴンドラ」については、演出手法の異なるプラン双方が審査委員から支持され、監督2名による競作となりました。

なお、ブロードバンド配信開始後、5年が経過した時点で5作品の監督に対してそれぞれの映画作品に関する著作権の50%が無償で譲渡されます。監督が著作権を有するのは、日本の映画史上初となる画期的なことです。

映像化された5作品は2006年2月、株式会社ヒューマントラストのホームページで公開・配信され、同時にインターネットでの一般投票により最優秀監督、最優秀作品、主演男優・女優賞を選び、来年3月には表彰式を行う予定です。

ヒューマントラスト・シネマの最新情報は、同社のホームページhttp://www.humantrust.co.jp/cinema/ で公開されています。また、「Heartflog 〜制作現場から〜」は、ビッグローブの http://broadband.biglobe.ne.jp/htcinema/ でもご覧いただけます。