— 18世紀英国女性の心の世界 —

講 師 大妻女子大教授 井上美沙子

世界的規模で産業革命など自然科学の発展、進歩があり、アメリカ独立戦争(1775〜83)、フランス革命(1789〜99)などが引き起こされ、自由・平等・博愛、そして女性や子供のような社会的弱者の地位向上などが考え始められた18世紀。そんな時代に生まれた、ジェーン・オースティンの「Pride & Prejudice」(映画「プライドと偏見」原作)に触れてみましょう。
21世紀の今日にも当て嵌めることができる、近代化がもたらした善悪両面の問題点を探り、作品理解を深めていきます。 (講師・談)
                      
UIP映画と朝日カルチャーセンターは、映画「プライドと偏見」の公開(2006年1月14日〜)に合わせて、この講座を設けました。映画「プライドと偏見」は18世紀末のイギリスを舞台に、プライドと偏見という心の壁によってすれちがっていく男女の恋の行方を「ラブアクチュアリー」の製作者が贈るラブストーリー。恋と結婚という現代の女性にも共感を得るテーマをスケール感たっぷりに描いた感動作です。

<講師紹介>井上美沙子(いのうえ・みさこ)大妻女子大学教授。英文学専攻。著書に『ロマン主義の射程』(2001年)、共著に、  『1990年代のイギリス小説』(1999年)、『ヴィジョンと現実』(1997年)、『現代イギリス文学と同性愛』(1996年)、『日本ハウスマン研究』(1990年)、共訳にルイス・ハイド『ギフト−エロスの交易』(法政大学出版,2002年)、『ラフカディオ・ハーン著作集』(1987年)など。

◆期 日      2006年 1月13日(金)15:30〜17:30
◆受講料(税込み) 会員・一般とも 2,500円 (入会不要・映画チケット付き)
◆会 場      新宿住友ビル48階教室

 〔電話申し込み〕朝日カルチャーセンター・事業部へ TEL. 03−3344−2041
 〔窓口申し込み〕新宿住友ビル4階受付

※講師の病気や、受講者が一定人員に達しない場合などに講座を延期または中止することがあります。
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