ぺ・ヨンジュンの主演第2作となる「四月の雪」が来月9日の韓国公開、17日の日本公開を前に、遂にそのヴェールを脱いだ。
この日、プレミアが行われたのは、ソウル市内の江南区三成(Somseong)洞の大規模ショッピングモール、COEX MALL内にあるソウル最大の16スクリーンを有するシネコン、MEGABOXのにて。
日本、韓国をはじめアジアの9カ国で同時期に公開が決定している映画だけに、この日2時30分から行われたマスコミへの披露試写で3スクリーンを使用。日本を含むインターナショナルの取材陣用の試写は約500席の2番スクリーンで行われた。日本からの取材陣は総勢100名、他の海外プレスは150名、台湾、シンガポール、香港からなど参加している、そして韓国からは400名がこの日の試写に訪れた。
韓国ではR18に指定されたことでも話題になった今回の「四月の雪」では、撮影が9時間に及んだというベッド・シーンもあるが、むしろその原因となったのは、互いに伴侶を持ちながら惹かれあう男女というそのストーリー性。儒教の国でモラルに厳しい韓国で、この映画は挑戦的な映画と受け止められている。
前作の「スキャンダル」でも、従来のイメージとは正反対の役柄を演じたペ・ヨンジュンにとって、この映画は新たな挑戦となる。さらに現在23歳のソン・イェジンも、これまでになかった大人の恋愛ドラマとなる。また、韓国を代表する才能、ホ・ジノ監督はこの映画で再び世界の注目を浴びることは間違いないと言われている。
今日はこの後、COEX INTERCONTINENTAL HOTEL内のハーモニー・ボールルームで500席を設けた韓国映画史上最大規模の記者会見が17時30分より、そして20時55分からは同じくMEGABOX内の4つのスクリーンを使って、ワールド・プレミアも開催される。
マスコミ披露でのスタッフ、キャストの舞台挨拶でのコメントは以下の通り。

ぺ・ヨンジュン
こんにちは、ぺ・ヨンジュンです。遠くから大勢の皆さんにお越しいただき大変感激しております。なによりこの映画はアジア各地で同時期に公開されますが、アジアの皆さんと文化の交流がこうした形で行えることは大変意義深いことだと思います。これからもより多くの映画でこうしたことが続けられればと思います。この「四月の雪」は良い映画で、良い評価をいただけると思います。皆さん宜しくお願いいたします。

ソン・イェジン
今回の映画ではとても頑張ることが出来ました。ソヨン(役名)して生きてきた4ヶ月間(撮影期間)は辛かったけれど、痛みや愛を知って、人間的に成長できました。私にとって特別な映画となりました。

イム・サンヒョ
今回はスジン(ペ・ヨンジュンの妻)というむずかしい役をやらせていただきました。楽しんでいただければとおもいます。

ホ・ジノ
遠くからありがとうございます。この映画に関心を持っていただきありがとうございます。文化や言語はちがうけれど、この映画はアジアの多くの人々から共感を得られると思います。どうぞ映画を楽しんでください。