8月13日(土)まで開催されておりました第58回ロカルノ国際映画祭にて、「Un Couple Parfait/パーフェクト・カップル(仮題)」が準グランプリにあたる審査員特別賞と国際芸術映画評論連盟賞を受賞いたしました。
本作品は、離婚を決めた40代の夫婦が、友人の結婚式のために訪れたパリで過ごす数日間を描いた作品で、すべてフランス語ダイアローグ、オールフランス・ロケで撮影されたフランス・日本合作映画です。
主演にヴァレリア・ブルーニ=テデスキ(『ふたりの5つの分かれ路』)とブリュノ・トデスキーニ(『ソン・フレール-兄との約束』)という名優を迎え、二人で生きていくことの難しさ、素晴らしさを繊細な演出で描いています。

<諏訪敦彦>
1960年広島県出身。1997年、『2/デュオ』で監督デビュー。ロッテルダム映画祭でNETPAC賞を受賞したのを始めとして、国内外で絶賛される。
二作目の『M/OTHER』は、99年カンヌ国際映画祭監督週間に出品され、国際批評家連盟賞を受賞。主演にベアトリス・ダルを起用した三作目『H-Story』は、2001年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品される。ヨーロッパでの諏訪敦彦の評価は圧倒的であり、
本作に続いて、オムニバス「Paris, Je t’aime」の一編でジュリエット・ビノシュ、ウィリアム・デフォーを起用することが決定している。

「Un Couple Parfait/パーフェクト・カップル(仮題)」
監督:諏訪敦彦 
撮影監督:キャロリーヌ・シャンプティエ
主演:ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ(『ふたりの5つの分かれ路』)
   ブリュノ・トデスキーニ(『ソン・フレール-兄との約束』)
2005年/フランス=日本/カラー/107分
製作:Comme des Cinema、ビターズ・エンド 製作協力:Arte、アーティストフィル

提供:ビターズ・エンド、スタイルジャム
配給・問合せ:ビターズ・エンド 
*2006年公開予定