初長編映画『金魚のしずく(Glass Tears)』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2002 ヤング・ファンタスティック・グランプリ審査員特別賞を受賞したキャロル・ライ監督の、待望の新作『戀之風景』が16日香港にて公開された。公開初日の興行成績は、同日に公開された『キル・ビル』に次ぐ第3位、週末には『キル・ビル』を抜かして第2位に踊り出る好成績を記録している。また1劇場あたりの平均収入においては、ダントツ1位の数字を記録している。

公開初日の興行収入  34,866米ドル(約 380万円)
第1日曜日の興行収入 67,426米ドル(約 698万円)
4日間の興行収入   226,913米ドル(約2500万円)

『戀之風景』は、亡き恋人サムが最後に残した未完成の風景画を頼りに、その景色を探す旅に出るアマンと、彼女に密かな恋心をいだきながら風景探しの手助けをすることになった郵便配達人リトの心旅を、美しい風景の中繊細に描いたラブ・ストーリー。日本では12月に開催される第5回アジア・フィルム・フェスティバル新作として3回上映され、また14日の上映後にはキャロル・ライ監督を招いてのQ&Aも予定されている。詳細は、下記映画祭公式頁を参照のこと。

□第5回NHKアジア・フィルム・フェスティバル
 http://www.nhk.or.jp/sun_asia/index.html
□作品紹介
 http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4404