諏訪敦彦監督作品『H story』の公開を前に、急遽来日する撮影監督キャロリーヌ・シャンプチエの撮影監督作品<上映&トーク>イベントを開催いたします。
キャロリーヌ・シャンプチエは現在のフランス映画界で最も高い評価を受けている偉大な撮影監督のひとりです。彼女のフィルモグラフィーを覗くと、そこには驚くべき名前ばかりが並んでいます。ジャン=リュック・ゴダールをはじめ、ジャック・ドワイヨン、ジャック・リヴェット、ブノワ・ジャコ、シャンタル・アッケルマン、アンドレ・テシネ、フィリップ・ガレル、アルノー・デプレシャンら数多くの才能溢れる監督らが彼女にキャメラを委ねてきました。
そのフィルモグラフィーの中から『H story』の諏訪監督が、キャロリーヌの来日のために特別に選んだ1本 『ギターはもう聞こえない』(予定)を特別上映します。上映後には、梅本洋一氏?画批評家)の司会によりキャロリーヌ・シャンプチエを囲み、ティーチ・イン(質疑応答)を行います。

日 時:7月19日(土) 17時 『ギターはもう聞こえない』特別上映会
             上映後、キャロリーヌ・シャンプチエを囲む会
会 場:東京日仏学院内 エスパス・イマージュ
入場料:会員500円/一般1000円

『H story』
諏訪敦彦監督
ベアトリス・ダル/町田康

こんなに見つめられることがあっただろうか?

42年前のアラン・レネ監督『二十四時間の情事』とおなじ広島で今、おなじような男女がうまれた。故郷広島で撮影をしているひとりの監督とM・デュラス「ヒロシマ・モナムール」の台本を手にしたベアトリス・ダル。ベアトリスと彼女を見つめる男たちが展開するある愛のはなし。見つめられることで女はここまで美しくなる!
主演には『ガーゴイル』『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』で世界中の人々を虜にしたベアトリス・ダル、作家としても異彩を放つ町田康、驚異的な映像美を見せる撮影監督に『ゴダールの決別』のキャロリーヌ・シャンプチエ、そしてただ見つめつづけた監督に前作『M/OTHER』で脚本なしという新しい映画のかたちを浸透させた諏訪敦彦。第54回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門に正式招待され話題をさらった本作品、ついに公開!

8月2日(土)よりテアトル新宿にてレイトロードショー!!