『落穂拾い』と『二年後』−『アニエス・ヴァルダ・ウィーク』
4月19日(土)〜25日(金)シアター・イメージフォーラムにて開催

数々の賞に輝いた、フランスの女性映画監督アニエス・ヴァルダのドキュメンタリー映画作品『落穂拾い』(2000年)。フランス中の’もの拾う人々’を追い、人生と暮らしの知恵を語ったこの作品のDVD化を記念し、『落穂拾い』に登場する人々の、その後の姿を捉え反響を紹介した続篇で新作の『二年後』を中心に、アニエスの代表作8作品を「『落穂拾い』と『二年後』−アニエス・ヴァルダ・ウィーク」としてシアター・イメージフォーラムにて上映することが決定いたしました。

『落穂拾い』はヨーロッパ映画賞最優秀ドキュメンタリー賞、フランス映画批評家協会賞最優秀映画批評家賞、ニューヨーク映画批評家協会賞最優秀ノンフィクション映画賞など数々の映画賞を受賞した傑作ドキュメンタリーであると同時に、フランス映画界の重鎮であるアニエス自身を描く映像詩です。ミレーの名画『落穂拾い』を出発点に、アニエスが’もの拾う人々’の姿を追いかけながら、好奇心の赴くままにフランス各地の表情を自ら撮影したウィットに富んだ本作は、ドキュメンタリーの新しい地平を開いたと評価されました。

新作『二年後』では、『落穂拾い』に世界中から寄せられた反響、そして作品に登場した人々のその後の姿がポップに描かれます。『落穂拾い』で象徴的な存在として登場した、ハート型のジャガイモも芽が噴き出て、キュートな姿を見せています。『ボウリング・フォー・コロンバイン』などドキュメンタリー映画が話題を呼んでいる今日この頃、改めて注目される作品となっております。

また『落穂拾い』のDVD化を記念し、『5時から7時までのクレオ』『幸福』『歌う女・歌わない女』『アニエス・Vによるジェーン・B』『カンフー・マスター!』『ジャック・ドゥミの少年期』の過去のアニエスの代表作も上映されます。ヌーヴェルヴァーグの時代から第一線で活躍し続けるアニエスの作品群に触れる機会です。

<トークショー開催決定!>
4月19日(土)13:00〜チチ松村(ゴンチチ:ギタリスト、茶人)、
  22日(火)21:00〜小池一子(クリエイティブディレクター)、
4月24日(木)21:20〜山崎まどか(ライター)

『落穂拾い』5月21日 DVD&VIDEO 発売
[DVD]VPBU-11747/税抜\4,800/字幕/本編82分+映像特典
  ※/片面2層/4:3/ドルビーデジタル※
  DVD映像特典:「落穂拾い・二年後」(64分)を収録
[VHS]VPVU-69431/税抜\16,000  発売元:バップ 

http://www.zaziefilms.com/