現在、『バトル・ロワイアル2』の撮影で、降板が決まった映画監督・深作欣二さんが、12日午前1時、前立腺がんのため東京都中央区の病院で亡くなった。72歳。
葬儀は16日午後0時半より中央区築地3−15−1。築地本願寺第二伝導会館で行われる。

深作欣二監督は、千葉真一主演『風来坊探偵・赤い谷の惨劇』で監督デビュー。『仁義なき戦い』シリーズは、名作として今でもリメイクされるなど、日本だけでなく世界的にも多くのクリエイターや映画人に影響を与えている。
 ハリウッド映画『トラ・トラ・トラ!』(69)で日本側の共同監督として参加、『柳生一族の陰謀』『復活の日』『魔界転生』などのエンターテイメント映画など話題作が多い。
最新作では『バトル・ロワイアル』(00)は、社会問題にまで発展し、大ヒット作を生み、続編を昨年発表、その席上でがんであることを告白し、昨年12月『バトル・ロワイアル2』の撮影に入った直後、降板を決意している。