現在、「マイトガイ・リターンズ−小林旭ニ十一面相−」(小林旭作品のレイトショー特集)が絶賛上映中の中野武蔵野ホールにて、マイトガイ・リターンズに続いて渡哲也特集上映が決定。
渡哲也は1964年大学生の時にスカウトされ日活入り、翌65年3月『あばれ騎士道』にて宍戸錠の弟役でデビュー、2本目の『青春の裁き』で初主演、裕次郎とも共演を重ね、大きな期待の中で誕生した日活最後のスター。
1966年の『東京流れ者』では不死鳥の哲でスターとしての魅力を開花させ、また裕次郎作品のリメイクものなどの主演を演じ、1967年『紅の流れ星』で一つの頂点を極める。その後、ニューアクションの時代を開いた“無頼”シリーズで人斬り五郎を演じ、以降やくざの役を重ねていきました。
今回は、渡哲也主演作の中から選りすぐり21本を年代順に上映いたします。それはロマンポルノ転向直前の日活映画最後の輝きと言いかえることも出来ますが、60年代後半から71年という時代背景をみても、この時代を過ごした人それぞれの『光と闇』を見出すことができるのではないでしょうか。

11月30日(土)より中野武蔵野ホールにてレイトショー
連日9:15PMより1回上映
料金1,000円均一

11月30日〜12月3日 真紅な海が呼んでるぜ(1965) 監督:松尾昭典
12月4日〜12月7日 骨まで愛して(1966) 監督:斎藤武市
12月8日〜12月11日 東京流れ者(1966) 監督:鈴木清順
12月12日〜12月15日 嵐を呼ぶ男(1966) 監督:舛田利雄
12月16日〜12月19日 星よ嘆くな・勝利の男(1967) 監督:舛田利雄
12月20日〜12月23日 紅の流れ星(1967) 監督:舛田利雄
1月7日〜1月10日 無頼より大幹部(1968) 監督:舛田利雄
1月11日〜1月14日 大幹部・無頼(1968) 監督:小沢啓一
1月15日〜1月18日 無頼・非情(1968) 監督:江崎実生
1月19日〜1月22日 無頼・人斬り五郎(1968) 監督:小沢啓一
1月23日〜1月26日 無頼・黒匕首(1968) 監督:小沢啓一
1月27日〜1月30日 無頼・殺せ(1969) 監督:小沢啓一
1月31日〜2月3日 野獣を消せ(1969) 監督:長谷部安春
2月4日〜2月7日 やくざ渡り鳥・悪党稼業(1969) 監督:江崎実生
2月8日〜2月11日 大幹部・殴り込み(1969) 監督:舛田利雄
2月12日〜2月15日 嵐の勇者たち(1969) 監督:舛田利雄
2月16日〜2月19日 斬り込み(1970) 監督:沢田幸弘
2月20日〜2月23日 大幹部・ケリをつけろ(1970) 監督:小沢啓一
2月24日〜2月27日 関東流れ者(1971) 監督:小沢啓一
2月28日〜3月3日 関東幹部会(1971) 監督:沢田幸弘
3月4日〜3月7日 関東破門状(1971) 監督:小沢啓一

又、「マイトガイ・リターンズ−小林旭ニ十一面相−」(小林旭作品のレイトショー特集)についての情報は以下のホームページをご覧下さい。
http://www.nikkatsu.com/times/column/natsuka_cinema/akira/index.html

以上