青い空は　みえないけれど　　輝く星も　見えないけれど　　　　
　　　　　　　　　　私にはあなたの　心が見えます。　　　　　　　　　　

　世界を魅了する巨匠チャン・イーモウ監督が、「あの子を探して」「初恋のきた道」に続いて贈る〈しあわせの三部作〉最終章「至福のとき」がいよいよ11月2日（土）より公開されます。

　父親に置きざりにされ、継母から邪魔者扱いされて生きてきた少女ウー・イン。少女がチャンやその友人たちと出会ったとき、固く閉ざされていた心は温かな人情によってしだいに溶かされていく。市井の人々の誠心誠意の優しさが、盲目の少女に初めてもたらした〈光＝至福感〉。しかしこのちょっとおかしくてとびきりやさしい都会のおとぎ話のラストには、ある衝撃的な事件が待っていた……。

　「紅いコーリャン」でベルリン映画祭の金熊賞受賞、続いて「秋菊の物語」と「あの子を探して」で2度にわたってヴェネチア映画祭金獅子賞受賞、さらに「活きる」でカンヌ映画祭の審査員グランプリに輝いた、名実ともに映画界の頂点に君臨するチャン・イーモウ。世界の映画ファンと批評家が待ち焦がれていた彼の新作は、「あの子を探して」「初恋のきた道」の作品世界に連なる感動的な物語となりました。原作は「紅いコーリャン」で知られる現代中国の代表的作家モー・イエン（莫言）の短編小説。主人公である盲目の少女には、中国全土5万人の美少女の中から選ばれたチャン・イーモウの新しいミューズ、ドン・ジエ（董潔）が、強い意志と聡明さをたたえた瞳で難役を完璧に演じています。また、チャオ役のチャオ・ベンシャンを筆頭に、同僚たちを演じるリー・シュエチエン、フー・ピアオ、ニウ・ベン、ドン・リーファンら中国で知らぬ者はないほど有名な俳優がその脇を固めます。

　本作の公開に先駆けて、「至福のとき」のオフィシャルサイトがオープンいたしました。パステルカラーを基調としたやさしい雰囲気の中で、ストーリーやキャスト、スタッフ紹介といった作品情報をお届けしています。また、最新情報には、公開期間中に行われる各種キャンペーンの詳細などを紹介しています。

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　　　　 「至福のとき」は 　　　　
　　　　　11月2日（土）より、Bunkamuraル・シネマ他全国順次公開　　　　
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