日本とイランの心をつなぐ物語が、ここに生まれます。
日本とイラン両国の相互理解を交じえながら、人と人の繋がりにより育まれる心の成長と家族の絆を、子供の目を通して詩情豊かに描く人間ドラマ『風の絨毯』。
日本の伝統芸術と最高技術を注ぎこんで復元した飛騨高山の祭屋台の見送り幕にイランの伝統産業であるペルシャ絨毯をかける実話をきっかけに主人公のさくらは絵が得意な10才の女の子。芸術家である最愛の母を亡くしたショックから母の形見でもある絨毯のデザイン画を形にするため、ペルシャ絨毯の輸入業を営む父とともにイランを訪れる。戦争で父を失いながらも明るく生きる少年ベルーズとの小さな恋。染料のにおいで糸を読み・見事な絨毯を織る少女との出会い。そして父と結び直される絆。
主演は、ハリウッドでも活躍の工藤夕貴、今回は、主演だけでなくアソシエイト・プロデューサーとして製作にも参加。監督は、「テヘラン悪ガキ日記」で数々のこども映画祭でグランプリを受賞したカマル・タブリーズィー監督。

公開は、2003年春。

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2936