2000年5月、カンヌ国際映画祭は、ラテンの国からやって来た新しい才能に沸き返った。その映画は批評家週間でグランプリを獲得し、熱い興奮はイギリス・エジンバラ、カナダ・トロント、アメリカ・シカゴ、ロサンゼルスといった世界中の映画祭を一気に駆け巡り、日本に上陸。東京国際映画祭では、観客とジャーナリストの絶賛に迎えられ、見事にグランプリと監督賞を受賞する。それが、エモーショナルな話題作『アモーレス・ペロス』である。新世紀に入ると、吹き荒れる嵐はロンドンを直撃。時代を先取りする才能に対し最も敏感に反応するロンドンっ子たちが熱狂した。さらにアメリカにおいても、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の外国語映画賞にダブルノミネートという快挙を成し遂げるのだ。ガルシア・マルケスやマヌエル・プイグらに代表される文学で発見され、タンゴ、ボサノヴァ、サルサといった音楽の流行が切り拓いてきたラテンカルチャーの世界。また『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『サルサ』の大ヒットによって、今もっとも熱い視線が注がれているのがラテンの映画である。

『アモーレス・ぺロス』公開記念イベントを開催!
下記の日程で開催されます。

3/2(土)トークショーミニライブ&オールナイトあり
3/3(日)アモーレス雛祭り(女性の方にプレゼント!)
3/9(土)3:20の回終了後、ダンスカンパニ-プロデゥ-サ-勝山康晴&コンドルズメンバーのトークショーあり。

□作品紹介
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2380