コモド
コモド/KOMODO
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000 正式上映作品
1999年度/アメリカ作品/上映時間89分/ビスタサイズ
<INTR0DUCTION>
『アナコンダ』の大ヒット以来、『レイク・プラシッド』、『キング・コブラ』
等、ハリウッドでは今、”巨大生物パニック映画”がブームになっている。大ヘビ
、巨大ワニ、巨大イカ…そして、今度は、絶海の孤島を舞台に最も巨大で危険な生
物”コモド・ドラゴン”が人間を襲う!全長6m、体重1トンの巨大トカゲ。それも1
匹や2匹ではなく、”大群”で人間に襲いかかるのだ!
絶滅の危機に瀕している“コモド・ドラゴン”は、その名の通り、太古から生き
続ける、まさに現存する最後の”恐竜”だ。大きいものは体長6mにも達し、時には
人間をも餌にするといわれる獰猛な怪物!アナコンダの機敏さとワニの獰猛さとを
併せ持つ、地上で最も危険な生物…それが、“コモド・ドラゴン”。
この実在の”恐竜”を題材にスリリングな演出で全米を震憾させたのは、『ロス
ト・ワールド』『ジュラシック・パーク』の恐竜SFXをはじめ、『ワイルド・ワイ
ルド・ウェスト』『ディープ・インバクト』『マーズ・アタック!』といったヒ
ット作のSFXを担当してきたマイケル・ランティエリ。待望の第1回監督作品とな
る本作で彼を支えるスタッフも超一流揃い!製作は、『ディープ・プルー』のト
ニー・ルドウィグと『マウス・ハント』のアラン・リッシュ。撮影は『マッドマ
ックス/サンダードーム』のカメラ・オペレーターを担当したデビッド・バー、
脚本は『アナコンダ』のハンス・バウアーとクレッグ・ミッチェル、音楽は『ラ
ストサマー』『エンド・オプ・デイズ』のジョン・デブニーが担当。そして、最
新CG技術を駆使した迫力の”コモド”を創り出したのは、『スターシッフ・ドゥ
ルーパーズ』『ヴァイラス』『アルマケドン』といったヒット作を手掛けてきた
<ティペット・スタジオ>。『ダークシティ』で才能を認められ、『ミッション
・インポッシプル2』の絵コンテを担当しているマーク・セクストンによる超リ
アルな生物描写は、SFXを見慣れた観客をも圧倒し、さらに背後から忍び寄り、
突如迫り来る驚異の“コモド・サウンド”で心臓を刺激する!
主演は、デビッド・クローネンハーグ監督作『戦慄の絆』でデピューを飾り、
『ロポコップ3』のヒロイン役で一部にカルトな人気を持つジル・ヘネシーと『
シャドウビルダー』『マウス・オブ・マットネス』のケビン・ゼガース、『ア
クロフォビア/高所恐怖症』のピリー・パーク、撮影はオーストラリアのクイ
ーンズランドで行われた。
<ST0RY>
チャールストン湾に浮がぶエメラルド・アイスル島。この島で、ひと夏のバケ
ーションを過ごしていた家族が何者かに襲われ、失踪した。二人が消えた跡には
、おびただしい血痕が残されていた。唯一の目撃者である15歳の長男パトリック
(ケビン・ゼガーズ)はショックで塞ぎ込み、事件の真相は謎に包まれたままだ…
。精神科医ビクトリア・ジュノ博士(ジル・ヘネシー)は、パトリックの治療には
心に宿る“恐怖”に立ち向かうことが最善策と考え、彼を忌わしい記憶が残る島
へ連れて行く。だが、パトリックの付き添いとして同行することになったアニー
(ニーナ・ランディス)は、ビクトリアの治療法に懐疑的で不安を隠せない。
あの事件以来、寄りつく者のいなくなった島は、さながら無人島と化していた
。そして、3人が惨劇の家に到着したその夜、再び惨劇が起きた。ビクトリアが
居間でアニーが血だらけになって倒れているのを発見!パニックに陥りかけな
がらも必死でアニーの手当てをするビクトリア。その時、恐竜を思わせる鳴き
声とともに巨大な生物“コモド・ドラゴン”が襲いかかってきた!瀕死のアニ
ーは餌食となり、車に乗って逃げようとする二人に”コモド”の大群が迫る!
間一髪のところで車をスタートさせたビクトリアだったが、目の前に、突然車
が現われクラッシュさせてしまう。
大破した車から二人を助け出したのは、島に石油採掘基地を持つ石油会社のオ
ーツ(ビリー・パーク)とデンビー(ポール・グリーソン)。銃を持っている二人は
ビクトリアにとって心強い存在だったが、彼女の安心をよそにパトリックが行方
不明に!失意の中、オーツたちと石油墓地に辿り着いたビクトリアは、そこで“
コモド”とパトリックの両親の失踪に関する恐ろしい秘密を知る。
絶滅寸前の“コモド”が異常発生している事異が世間に漏れれば保護区域に指
定され、島での石油採掘ができなくなる…それを恐れた石油会社は、地球上で量
も危険な生物“コモド”が棲息している事実とパトリックの両親をはじめとする
犠牲者の存在を隠蔽していたのだ。救助依頼を無視されたオーツは、彼ら全員を
“コモド”の餌食にしてまでも秘密を守り通そうとする会社の非情な謀略を知る
。脱出の道を断たれた彼らに、飢えた“コモド”の大群が迫りつつあった…。
<STAFF>
製作総指揮:リチャード・ベイン
製作:トニー・ルドウィグ、アラン・リッシュ
監督:マイケル・ランティエリ
撮影:デビッド・バー
美術:ジョージ・リドル
脚本:ハンス・バウアー、クレッグ・ミッチェル
音楽:ジョン・デブニー
デジタルSFX:ティペット・スタジオ
<CAST>
ビクトリア・ジュノ博士:ジル・ヘネシー
パトリック:ケビン・ゼガーズ
オーツ:ビリー・パーク
アニー:ニーナ・ランディス
ダービー:ポール・グリーソン
マーティン:マイケル・エドワード・スティーブン