聖女か、悪女か_。快楽と絶望の狭間で地獄を見た女、福間和江。
殺人犯の素顔と実像に迫る。

『カモメ/Kamome』
1999年/日本/カラーヴィスタ/上映時間96分

・3月4日(土)よりレイトロードショー

<INTRODUCTION>
昭和57年8月24日。愛媛県松山市にある高級クラブNo.1ホステスが元同僚ホステス
に殺害された。犯行後、犯人のホステスは夫と子供を置き去りにして逃亡。そして
平成9年7月29日に時効寸前に逮捕されるまで、その逃亡生活は実に14年と340日。
この映画は、松山で実際に起った「ホステス殺人事件」を題材に、犯人の15年間に
及ぶ逃亡生活と、その生きざまを1年間に渡って、全国各地の逃亡先を追いながら
撮影した異色のドキュメンタリードラマです。

中村幻児監督は、ドキュメンタリー的映像へのこだわりから、松山、金沢、福井他
全国の実際の逃亡先へ長期ロケを敢行。特に、整形手術のシーンは実際に使われた
手術台で撮影。リアリティにこだわって作品を完成させました。
名前、顔を変え経歴を偽り、刹那のセックスに燃える”信念の女”を清水ひとみが
熱演。凄絶な世界を生きぬいた魔性の女に、体当たりで挑みました。

<STAFF>
企画:映像塾プロジェクト
製作:鈴木賢司、中村幻児
監督:中村幻児
テクニカルディレクター:飯島洋一
音楽:遠藤浩二
照明:馬場暎三
編集:北澤良雄
録音:福田伸

<CAST>
清水ひとみ、田口トモロヲ、絵沢萠子、木村栄、藤田みどり、梓陽子、木村恵美
丸澤剛志、瑞木智乃、中村孝雄、飯島洋一、鈴木佐知、中村幻児、大鷹明良
吉田亨、河内喜一郎、税所伊久麿、宇佐美百合子、宮下順子