新進気鋭の若手映画作家2名の特集上映『二人の作家』が、池袋シネマ・ロサ(東京都豊島区)にて開催される。記念すべき第1回目は、pff2018に映画「シアノス」で入選、その不穏で美しい映像美から様々な映画祭で話題を集めた松本剛。

そして、CHOFU SHORT FILM COMPETITIONにて真利子哲也、瀬々敬久らに選出されグランプリを受賞し注目された河内彰。いま大注目の2名の映画作家の合計4作品を、各週2作品ずつ二週間に渡って行う特集上映。インディーズ映画ならではの、作家の美意識や個性に焦点を当てた本企画。まだ、誰も観たことのない映画がインディーズシーンには眠っている。

■企画説明
「一人の作家の作品を二つ観る。
そうすると、
その作家の持つ” 何か” が朧げながら見えて来ることがあります。
二人の作家の、二つの作品を、並べて観ることで、
よりはっきりとその作家の持つ” 何か” が現れてくるのではないか、
そうしてもしかしたら、
そこではっきりするものは、観るもの自身の映画の見方なのではないか、
そう思って企画しました。
そこにあるものは、作家か作品か、或いはあなたか。
そういうことを感じる機会になったら幸いです。」      

ブラントンフィルムズ 勝村俊之

■監督プロフィール/コメント

・河内 彰〈AKIRA Kawachi〉

1988年、兵庫県西宮市生まれ。個人の映画作家として主に都内で活動。映像作家のさかいさきと共にCrashi Films(クラッシュアイ フィルムズ)を主宰。2017年 映画「光関係」で、瀬々敬久・真理子哲也らに選出され, 20th CHOFU SHORT FILM COMPETITION グランプリを受賞し注目を集める。
「評価を求めず制作をしてきたつもりが、今ひどく臆病に、多くの方に観てもらえたらと願います。 攻撃的に映画を作ったはずが、ご覧頂けた方々と、どうか穏やかに繋がれたらと思います。
なんて都合の良い話ですが、ご覧頂く映画は歪でしかも不穏です。 そんなちぐはぐな美意識を、どうか楽しんで頂けたらと思います。」

・松本剛〈TSUYOSHI Matsumoto〉

1984年、島根県松江市生まれ。上京後、ENBUゼミナールで映画制作を学び、2009年修了制作「生」を制作。2011年自主制作「グラビア」、2014年「変態-metamorphose-」、2018年「シアノス」を制作。現在に至る。「シアノス」と「変態-metamorphose-」は一方がもう一方の答えのような何かをお互いに孕んだ、対になる作品だと思います。 是非、両方ご覧になって頂けると嬉しいです。」

■特報映像

■開催概要
〈特集上映タイトル〉 
特集:二人の作家 河内彰 × 松本剛

〈上映作品〉
7 月 6 日(土)~7 月 12 日(金):「光関係」監督:河内彰 / 「変態 -metamorphose-」監督:松本剛
7 月 13 日(土)~7 月 19 日(金):「シアノス」監督:松本剛 / 「幸福の目」監督:河内彰
〈日時〉
2019 年 7 月 6 日(土)~7 月 19 日(金)レイトショー
※連日日替りのトークショー等イベントを予定
〈場所〉
池袋シネマ・ロサ(東京都豊島区西池袋 1-37-12 ロサ会館内)
〈WEB サイト〉
http://www.cinemarosa.net
〈公式 Twitter〉

■場面写真

「光関係」監督:河内彰

「変態 -metamorphose-」監督:松本剛

「シアノス」監督:松本剛

「幸福の目」監督:河内彰