平凡な⼀⼈の⼥の⼈⽣に⼀体何が起こったのか?
貧困、無縁社会、ブラック企業…⼥が⽣き抜くために⾜を踏み⼊れていく現代社会の暗部。
孤独死の謎、保険⾦殺⼈のからくり…驚愕のトリックが圧巻のミステリーとして描かれる、壮絶な社会派サスペンス!
幅広い演技⼒が⾼く評価されている実⼒派⼥優・尾野真千⼦が、WOWOWにて2019年3⽉に放送される「連続ドラマW 絶叫」で主演を務めることが決定した。

主⼈公・鈴⽊陽⼦は、決して特別な⼈間ではない。ごく⼀般的な家庭に⽣まれた、普通の⼥。その平凡さゆえに、秀才だった弟と何かと⽐較され、弟を溺愛する⺟親から愛されなかった淋しさを胸に秘めながら、淡々とOLをしている、等⾝⼤の⼥性だ。
そんな陽⼦の⼈⽣が、借⾦を抱えた⽗親の失踪をきっかけに、暗転する。社会的に、経済的に、不幸な出来事が積み重なることで、陽⼦は徐々に追い詰められ、⼈⽣が転落していく。愛されたい、経済的に独⽴したい、そして⾃分を認められたい…、あらゆる⼥性が当然に抱く想い、それ故に⾃分⾃⾝を苦しめてしまう陽⼦の⼈⽣は、⼀つ間違えれば誰にでもありうるという等⾝⼤のリアリティを視聴者に感じさせる。
いつしか「棄⺠」、つまり社会から⾒捨てられた⼈間となった陽⼦。
そこから這い上がる為、⾃分の存在を確⽴し「居場所」を作る為、陽⼦は⽴ち上がる。陽⼦は⽣きる為、保険⾦殺⼈に⼿を染めていく。――私は、ここにいる!私は、⽣きる!罪の上に罪を重ねていく陽⼦の魂の “絶叫”が、視聴者の⼼を深く揺さぶる。
息もつけないストーリー展開の中で、孤独死の謎、保険⾦殺⼈のからくりなど、社会システムの隙間につけ込んだ圧巻のトリックが次々に繰り出されていく。そしてすべてを覆す衝撃のクライマックス…。果たして、陽⼦は⼀体何者だったのか?視聴者を騙しきってしまう、驚愕のラストのどんでん返しまで⼀時も⽬が離せない!

<ストーリー>
国分寺のアパート。死後半年とみられる⼥性の遺体が発⾒された。遺体は複数の飼い猫に⾷われ、原型をとどめていない。「よくある孤独死」と処理されそうになるが、刑事・綾乃はある違和感を抱く。ペットの猫たちのトイレトレーニングがなっていない。ペットとしてはありえないことだ。本当に猫たちは彼⼥のペットなのか?空の⾦⿂鉢の中に『鈴⽊陽⼦』の通帳を⾒つける綾乃。遺体は『鈴⽊陽⼦・36歳』のものであるようだ。美⼈だが、どこか薄幸そうな地味な顔⽴ちの⼥性。「彼⼥はどんな⼈⽣を歩んできたのだろうか?」綾乃は陽⼦の⼈⽣に思いを馳せる――。

出演:尾野真千⼦ ほか
原作:葉真中顕「絶叫」(光⽂社⽂庫刊)
監督:⽔⽥成英(「救命病棟24時」「医⿓-Team Medical Dragon-」)
脚本:池⽥奈津⼦(「砂の塔〜知りすぎた隣⼈」「連続ドラマW 真犯⼈」)
⾳楽:林ゆうき プロデューサー:⻘⽊泰憲 中⼭ケイ⼦ 制作協⼒:FCC 製作著作:WOWOW

尾野真千⼦さん(鈴⽊陽⼦役)コメント
孤独を演じるのだと、ひとりぼっちを演じるのだと、⼼が痛くなりました。それでも何か1つでもその⼥性に共感できるものを探しながら関わってくださる皆さんと楽しく撮影できたらなと思います!

葉真中顕さん(原作者)コメント
実は我が家は20年以上前のアナログ時代からWOWOWに加⼊している。ずっと親しんできたそのWOWOWで⾃作が映像化されるなんて、僥倖のひと⾔だ。しかも送られてきた脚本は⿃肌が⽴つほど完成度が⾼く、主演は尾野真千⼦さんだという。もう期待しかない。イチ視聴者としてただひたすら楽しみだ。

⽔⽥成英さん(監督)コメント
①「絶叫」の連続ドラマでの映像化について、お気持ちや意気込み
ごく普通の⼀⼈の⼥がほんの些細な出来事をきっかけに、稀代の悪⼥へと変わり果てる。原作を読んで、⼥の変貌していく様、そのスピード感にまずは惹きつけられた。そして、この⼥を悪の道に絡めとる⼀⼈の男。この男の冷たい⽬を撮りたいと思った。⼆⼈のいびつな愛情を撮りたいと思った。⼈はどんな状況にあっても、最期の瞬間にやっぱり「⽣きたい」と⼼の底から叫ぶものかもしれない。動物的に。その「絶叫」の瞬間をしっかりと捉えていきたいと思う。
②原作、キャスト(尾野真千⼦さん)、「連続ドラマW」初監督に対する想い
尾野真千⼦さんとは、何度かご⼀緒しているが、原作を読んだ瞬間「ああ、“陽⼦”は尾野真千⼦だ」と思っ
た。読んでいるときは、尾野さんが演じる陽⼦で脳内再⽣されていた。だがきっと、現場では私の想像など⾶び越えてくるのだろう。「連続ドラマW」での初監督で、この原作とキャスト…この上ない舞台を⽤意してくださったことに感謝すると共に、今からクランクインがとても楽しみである。

「連続ドラマW 絶叫」3⽉24⽇(⽇)夜10:00スタート
(全4話)〔第1話無料放送〕wowow.co.jp/dramaw/zekkyo