『22年目の告白―私が殺人犯です―』：週末動員＆興行収入２週連続ナンバー１！

藤原竜也・伊藤英明がW主演にして初共演となる『22年目の告白―私が殺人犯です―』が6月10日（土）より全国公開され、６月１７日（土）、１８日（日）の週末動員・興行収入ともに１位となり、見事２週連続ナンバー１を獲得した。週末2日間（６/１７-１８）で動員数は18万人を超え、興行収入は2億円6千万を記録し、累計では69万人、9億2千万円を突破し圧倒的大ヒットとなっている。本作はエンターテイメント性が高く、公開時から引き続き、１０代～２０代の若年層をメインに老若男女問わず幅広い層が劇場に足を運んでおり、鑑賞者のほとんどが高評価をする状況にある。その幅広い客層、そして評価の高さを踏まえ、最終興行収入20億も視野に入れての興行となっている。

圧倒的な高評価を受ける理由は、主演の一人である藤原竜也の演技力にある。１６日に最終回を迎えたドラマ『リバース』では、コーヒーを淹れることしか取り柄がなく、自分に自信がない普通の会社員・深瀬和久を演じ、本作で演じた殺人犯・曾根崎雅人とは真逆の役柄。鑑賞者からは深瀬と比べ「藤原竜也は演技がいつも同じだと言う意見も見たことありますが、今回の深瀬と曾根崎を同時期に観たことにより藤原竜也はやっぱり凄いと思わせてくれました」、「昨日は深瀬くん見て、今日は曾根崎見た。藤原竜也って演技上手いよな」、「深瀬くんと曾根崎の振り幅がすごい」、「曾根崎と深瀬とのギャップが凄いっ！
！」、「深瀬くんと曾根崎の違いの差がヤバすぎるでしょ。演技うますぎ」など、同一人物とは思えないという藤原の演技に絶賛の声が集まっている。中には「深瀬ロスに加えて曾根崎ロスにもなりそう…」、「リバースロスというか竜也ロス」という声も上がり、藤原竜也が一つのブームになっていたことが窺える。改めて圧巻の演技力を見せつけた藤原竜也の俳優人生２０周年の記念すべき年に公開された本作が、彼の集大成の作品となったことは間違いないだろう。

そして本作のメガホンを取ったのは、『サイタマノラッパー』や『ジョーカー・ゲーム』など若手監督のなかでも新進気鋭の才能を放つ入江悠監督。本作は入江監督自身最大のヒット作となり、名実ともにヒットメーカーの仲間入りとなった。
そんな本作について「もし2回目以降、『22年目の告白－私が殺人犯です－』をご覧頂ける方は、各登場人物の心理を追ってみるとさらに楽しめるはずです。また、冒頭から「見る／見られる」関係性をさまざまな鏡像で示しています（タイトルも）」と自身のツイッターで告白。実際にリピーターも多く、一回目はどんでん返しのストーリーに驚き、２回目は登場人物の心情をより深く感じられることができ、何度見ても楽しめる作品になっているようだ。

本作は２２年前、５件の連続殺人事件が起きるところから始まる。事件は未解決のまま時効を迎えたが、殺人犯・曾根崎が突然現れ、事件の真相を明かす告白本「私が殺人犯です」を出版する。美しい容姿に世間は圧倒され、殺人犯とは思えないほど妖艶なカリスマ的殺人犯は、日本中を虜にし、一躍時の人となっていく。しかし曾根崎を２２年間追い続ける牧村刑事は、曾根崎が世間を賑わせる中、憎しみが募っていく。そして物語は予想もつかない展開が待ち受けていたのだった。藤原演じる美しき殺人犯・曾根崎と、伊藤演じる２２年前に全てを失った刑事・牧村は、一体どんな結末を迎えるのか。日本を代表する２人の演技にも注目してみてほしい。ノンストップサスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』は６月１０日（土）より大ヒット公開中。