7月15日(土)よりユーロスペース他全国順次公開致します『ハローグッバイ」(配給:アンプラグド)の予告編が完成致しました。
本映画スプラッシュ部門に正式出品され、「繊細な少女の心を映し出した傑作」と観客たちから高い評価を得た映画『ハローグッバイ』がついにこの夏、待望の劇場公開となる。
本作が監督作品2作目となる菊地健雄監督は、前作『ディアーディアー』で閉鎖的な村で起こる兄弟の人間模様を鮮烈に描き、本作ではSNSや高校という空間で居場所を求め、大人と子供の狭間にいる女子高生たちの日常と心理を儚くリアルに映し出した。心に影を潜める少女達を演じる主演の萩原みのりと久保田紗友に対して、菊地監督は「2人が役と向き合うことへの迷いが、まさに主人公の思春期の少女たちの心の揺れのようで、この作品においては非常にいい効果をもたらした」と述べる。クラスで目立つ存在だけれども、元彼の子供が出来たかもしれないという悩みを誰にも言えずにいるはづき役を演じた萩原みのりは、今後は『昼顔』『心が叫びたがっているんだ。』など映画の公開が続く。クラスで優等生として孤立し、家庭でも忙しい両親への寂しさを紛らわすように万引きを繰り返す葵役を演じた久保田紗友は、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に抜擢されて以降、NHK土曜ドラマ「4号警備」に出演など活躍中。今をときめく主演女優を支え物語に厚みを加えるのは、ドラマ「カルテット」で一際存在感を放ったもたいまさこ。物語を牽引する認知症のおばあさん役を演じた。他にも、6月に武道館でのコンサートが決定している人気沸騰中の音楽グループ、超特急の小笠原海がはづきの元彼役で出演。主演映画『女流闘牌伝aki-アキ-』の公開が控えるセブンティーン専属モデルの岡本夏美がはづきの友達役と、旬の若手たちが作品を盛り上げる。

この度公開された予告編では、元彼の子供ができてしまったかもと思い悩むはづきと、孤独な優等生の葵がそれぞれ物悲しげにうつむき、正反対の2人の闇を感じさせる。そして予期せぬおばあさんとの出会い。接点のなかった3人の不思議な関係の始まりを予感させ、本作のために渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)が書き下ろした主題曲の心地よいピアノの音色が印象的だ。制服姿で街を走り抜け、真っ直ぐ空を見る少女たちの姿に、誰もが“あの夏”を思い起こす内容となっている。

映画『ハローグッバイ』は、7月15日から渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開。
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