今年2017年は、日本国とタイ王国の修好130周年の節目の年になります。この記念すべき年に、代々木公園イベント広場にて行われている「タイ・フェスティバル2017」にて、【日タイ修好130周年親善大使】就任セレモニーが実施されました。両国のさらなる交流と親善のシンボルとして、タイで絶大な人気を誇る歌手で俳優のジェームス・ジラユ氏が親善大使として任命されました。

今年で18回目の開催となる「タイ・フェスティバル」の開会式は、タイ文化省舞踊団によるオープニング・パフォーマンスで華やかにスタート。1887年に日本とタイによる修好と通商に関する宣言から、日タイの修好130周年を迎える記念すべき今年、タイ王国からはタナサック・パティマプラゴーン副首相が、日本からは薗浦健太郎副外務大臣他が登壇。タナサック副首相が600年も前から交流が続いている日本とタイの歴史について語り、更にプポチミン元国王が昨年10月に亡くなった後に新国王に就任したワチラロンコン国王が就任した際にはどこの国よりも早く日本の皇室が挨拶に訪れたことに触れ、改めて日本に敬意を示した。また、今後の展望については、タイに進出する日本企業の支援、日本への観光客の増加に尽力したいとコメントした。薗浦副外務大臣はタイと日本が交流を深める貴重な「タイ・フェスティバル」の開会にあたり各関係者に謝辞を述べ、親善大使に就任するジェームス・ジラユ氏については「日本とタイの架け橋として更なる活躍をして欲しいと思っております」と今後の日タイ両国での活躍に期待を寄せた。お2人からのコメント後には、今後の末永い日本とタイの交流を願い、タイの国花を模した黄色い花びら吹き上げられる中、登壇者によるテープカットが華やかに行われた。

テープカット後には、ジェームス・ジラユ氏の【日タイ修好130周年親善大使】就任セレモニーが執り行われた。ジェームス・ジラユ氏は2003年に俳優デビュー後、俳優・タレント・モデル業をマルチにこなし、タイでは知らない人がいないほどの活躍。日本カルチャーのファンでもある彼は来日を重ね、日本国内での写真集の発売や、つんく♂氏から楽曲提供を受けて歌手デビューをするなど、その活躍の場を拡げている。そんな、日本国内でも急速に知名度があがってきた彼の活動を受け、今回の親善大使の就任となった。

ジラユ氏が舞台上に登壇すると、駆けつけたファンたちから熱い声援飛ぶと手を合わせて挨拶をしながら笑顔で応えた。タナサック副首相、薗浦副外務省大臣からジラユ氏に親善大使のタスキがかけられると、場内から拍手が沸き起こった。
「第18回タイ・フェスティバル2017」は5/13(土)、14(日)、代々木公園 イベント広場にて開催

ジェームス・ジラユ氏コメント
●2年前、日本に2ヶ月くらい住んでいました。その時に、(日本語の歌など)色々練習して本格的にデビューとなったのですが、エンタテインメントの世界で日本とタイとを繋げたいという風に感じていました。
この度、130周年という記念すべき年に親善大使に任命して頂きとても嬉しいです。ありがとうございます。
日本の印象ですが、日本の食べ物や観光地、また、タイは雪が降らないので、日本の冬は雪がとても綺麗で、日本の四季も大好きです。