名匠監督たちによる傑作コリアンフィルム特集上映 「ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク」開催!
7/22(土)よりシネマート新宿、7/29(土)よりシネマート心斎橋、ほか全国順次ロードショー
強烈で硬派なテーマが特徴の一つである韓国映画。社会問題をテーマにしながらもヒューマンな眼差しを忘れることなく、しっかりとしたエンタテイメントに仕上げる作り手たちの映画は、観る毎に新しい驚きと感動を与えてくれます。「Heart and Hearts Korean Film Week」は、人と人をつなぐ、心と心をつなぐ、メッセージをもった作品をセレクトした上映会として企画。7月22日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー致します。
上映する4作品は以下となります。
『空と風と星の詩人〜尹東柱の生涯〜』 イ・ジュニク監督「王の男」「ソウォン/願い」
出演:カン・ハヌル『二十歳』 ドラマ「未生―ミセン」、パク・チョンミン『ザ・キング』 ドラマ「応答せよ1988」
第52回百想芸術大賞 新人男優賞(パク・チョンミン)受賞
第37回青龍映画賞 脚本賞&新人男優賞(パク・チョンミン)受賞 ほか
2015年|韓国映画|110分|B&W 原題 동주 英題 Dogju ; The Portrait of A Poet
本篇訳詩:「尹東柱詩集 空と風と星と詩」岩波文庫刊 金時鐘編訳
今年生誕100周年となる韓国の国民的詩人、尹東柱(ユンドンジュ)の生涯を美しい詩とモノクロ映像で初めて映画化。
北間島の同じ家で生まれ育った、いとこ同士の尹東柱(ユンドンジュ)と宋夢圭(ソンモンギュ)は揃って日本の大学へ留学するが、独立運動を主導したとされる宋夢圭が、間もなく尹東柱も逮捕される。植民地統治下の朝鮮で信仰と自然への慈しみを、禁じられていた母国語でひたむきに綴った27歳の青年の数多くの詩は友人たちに守られ、彼の死後初めて詩集として刊行された。
『あの人に逢えるまで』 カン・ジェギュ監督「シュリ」「ブラザーフッド」
出演:ムン・チェウォン『神弓』 ドラマ「優しい男」、コ・ス『高地戦』『白夜行』
2014年香港国際映画祭正式出品 2014年釜山国際映画祭正式出品
2014年|韓国映画|28分|color 原題 민우씨 오는날 英題 Awaiting
韓国映画の歴史を変えた映画『シュリ』で分断国家の悲劇を世界に知らしめたカン・ジェギュ監督による、南北朝鮮の離散家族をテーマに描いた究極のラブストーリー
ヨニは今日もあの人の好きな献立を並べて「あの人」の帰りを待っている。ある日やってきた役所の人が「明日、あの人に逢えますよ」と告げる。ヨニはどうしてあの人が、帰って来ないのか理解が出来ない。訳の判らないままにヨニは、お手製のお弁当を手に沢山のお年寄りが乗り合わせるバスに乗り込む。ヨニは「あの人」に逢えるのだろうか?
『春の夢』 チャン・リュル監督「キムチを売る女」
出演:ハン・イェリ『海にかかる霧』『ハナ〜奇跡の46日間』、ヤン・イクチュンほか
第21回釜山国際映画祭オープニング上映作品 第46回ロッテルダム国際映画祭正式出品
2016年|韓国映画|101分|color+B&W 原題 춘몽 英題 A Quiet Dream
中国出身のチャン・リュル監督が新鋭ハン・イェリと、映画監督として活躍するヤン・イクチュン(「息も出来ない」)、ユン・ジョンビン(「悪いやつら」)、パク・ジョンボム(「ムサン日記」)を役者に迎えて描く青春映画
街をうろつくだけの稼ぎのないチンピラ、イクチュン。北朝鮮出身のジョンボムは給料も貰えずクビになった。金持ちだが少し頼りない大家のジョンビン、そしてこの男たちのマドンナ的存在のイェリは寝たきりの父親の看病のため居酒屋を営んでいる。オアシスみたいなイェリの居酒屋に入り浸る3人の男たち。ある日、見知らぬ男が店にやってくるのだが…
『バッカス・レディ』 イ・ジェヨン監督 「スキャンダル」「世界で一番いとしい君へ」
出演:ユン・ヨジョン『蜜の味~テイスト・オブ・マネー』『ハウスメイド』、ユン・ゲサン『プンサンケ』『僕らのバレエ教室』
第66回ベルリン国際映画祭パノラマ出品
2016年モントリオール・ファンタジア国際映画祭 主演女優賞&脚本賞受賞
2016年|韓国映画|111分|color 原題 죽여주는 여자 英題 The Bacchus Lady
ペ・ヨンジュンを映画俳優へと導いたイ・ジェヨン監督による、
韓国の国民的女優ユン・ヨジョン扮する60代の売春婦人を通じて見つめる高齢化社会の人情悲喜劇
”死ぬほど上手”と噂の高齢者向けの売春婦ソヨン。得意客も見かけなくなったある日、病院にお見舞いに行ったソヨンは、生きるのが辛くなったかつての客の哀願を訊き入れることになる。ソヨンが“上手に死なせて”あげたことが、他の客にも知られる事となってソヨンは動揺するのだが…タプコル公園、南山、イテウォンと観光客は知りえないソウルのディープな姿が垣間見れる。
韓国映画は今年に入って、パク・チャヌク監督『お嬢さん』、キム・ソンス監督『アシュラ』、ナ・ホンジン監督『哭声/コクソン』の日本公開が続き、各界からも絶賛を集めて軒並みヒットを記録。今後も、カンヌ出品作『新感染 ファイナル・エクスプレス』(夏)、「鍵泥棒のメソッド」のリメイク『LUCK-KEY ラッキー』(8月)など話題作の公開が控えており、韓国映画への注目が再び高まっています。
本特集上映では、南北問題がテーマの作品など、どれをとっても韓国ならではの題材を、人間味豊かな俳優たちと確かな手腕の監督たちの仕事とともに十分に楽しめる傑作ラインアップを揃えました。ぜひご期待ください。
公式サイト:http://www.koreanfilmweek.com
主催:ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク/配給:スプリングハズカム、レスペ/協力:インジェスター、M-Line Distributor
7/22(土)よりシネマート新宿、7/29(土)よりシネマート心斎橋、ほか全国順次ロードショー