2008年に発売され、ギネスに「日本で最も売れたダウンロード・シングル」として認定され、広く知られるGReeeeNの名曲「キセキ」。その誕生までの軌跡と奇跡を描きだす輝石の物語を松坂桃李、菅田将暉のダブル主演で映画化が決定いたしました。

実話を基にしたストーリー!

本作で描かれるのは名曲「キセキ」の誕生のバックボーンとなる、ある兄弟の物語。家族、そして仲間との衝突を経て、自分の進むべき道を切り開いていく姿を描き出した青春ストーリー。「キセキ」を含むGReeeeNの楽曲すべてのプロデュースを手がけるJIN(ジン)と、GReeeeNのリーダーHIDE(ヒデ)。
GReeeeNの中核をなすこの二人の青春期を物語として切り取った、実話を基にした物語となっております。

松坂桃李・菅田将暉が初の兄弟役・ダブル主演!今旬の超豪華タッグ!

GReeeeNのプロデューサー・JIN(ジン)を演じるのは『マエストロ!』『日本のいちばん長い日』の松坂桃李、JINの実の弟でGReeeeNのリーダー・HIDE(ヒデ)を演じるのは『暗殺教室』『ピンクとグレー』の菅田将暉に大決定。二人は『王様とボク』『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』『ピースオブケイク』以来4度目の顔合わせで、初の兄弟役、初のダブル主演となる。監督は『海街diary』『そして父になる』など多くの是枝裕和監督作品の助監督を務めた兼重淳。脚本は『秘密』でシッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀脚本賞を受賞、その後も精力的に映画脚本を手掛ける斉藤ひろしが担当し、厳しい父親のもとで音楽への道を志す兄弟の姿を描き出します。

ギネス記録!大ヒットソング「キセキ」とは!?

「キセキ」は歯科医師とアーティストを両立する顔出し一切無しの異色ボーカル・グループ

“GReeeeN”の代表曲で、そのまっすぐな歌詞と心地よいメロディーで2008年5月28日に発売され、2009年7月に着うた・着うたフル総計で590万超として記録認定、第81回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲にも採用、08年09年二年連続でオリコン年間カラオケランキング1位を記録。その後も卒業シーズンなどには度々チャートに姿を現し、2016年5月31日時点では、着うた・着うたフル・PC総計で760万件を記録、幅広い層に受け入れられたJ-POPを代表する楽曲となっております。

<松坂桃李さんのコメント>

最初この映画は名曲「キセキ」に関わる人たち、兄弟や家族・仲間の物語だと伺い、どう映画化するのか上手くイメージができませんでした。ですが、実際にJINさんHIDEさんにお会いしてみたらものすごく魅力的で、お二人から出てくるエピソードのどれもが本当に興味深くて、感動もあり、なるほどこれはきっと面白い物語になるだろうと理解しました。人を惹きつけ、運気を上げてくれそうな“パワースポット”のようなJINさん、そんな魅力的で、かつ実態が明かされていない実在の人物を演じることに責任を感じますが、兄弟お二人のわかりあっている雰囲気や空気感をしっかり表現して、兄弟の関係性や家族の形、GReeeeNがデビューするまでの仲間たちに対する二人の思いを、丁寧に作品に乗せていきたいと思います。JINさんはGReeeeNのプロデューサーですが、彼の昔のバンド時代も描かれているので、僕にも歌うシーンがあります。役としてしっかり歌うのは初めてで苦戦していますが、JINさんからも「楽しんでやってください」と言っていただいて、心強く思っています。

<菅田将暉さんのコメント>

GReeeeNさんは素顔を公表していないので、その実態は知られていないけど、曲は誰しも知っていると思います。そんなグループのメンバー役を演じさせていただくことは、今生きている実在の人物を演じる上でも、僕にとって異色の経験になるなと思いました。僕と(松坂)桃李君が演じることによって、GReeeeNさんの学生時代や結成当時の様子を世の中に伝える役目を担えるというワクワク感があります。この時代に歯医者とミュージシャンを両立させるなんて、本当にあり得るのかなと思っていましたが、なぜ、どうやってその形になっていったのか、そこにはどんな家族や仲間がいて、どんな“キセキ”があって今こうなっているのかという経緯がすごく面白かったので、それを映画で表現するのが楽しみです。GReeeeNさんの曲は決して単純ではないのに歌詞はストレートだったり、かなり入り組んだ構造になっているので歌うのはすごく難しいですが、理論的なところから音楽を勉強させていただき役作りをしています。

<小池賢太郎プロデュサーのコメント>

偶然にもある日、GReeeeNのプロデューサーのJINさんが、少年のような輝いた目で、彼らの昔話を聞かせてくれました。
それは、実話なのですが、聞いていくほど、まるで、ひとつの物語のように感じられ、私は、そのお話に本当に感動させられました。GReeeeNの「キセキ」は今まで一番、聴かれている歌かもしれません。

でも、なぜか彼らは、顔を出していないので、彼らの実態は、誰にも知られていません。他にも名曲がたくさんあるのに、とても不思議なことに思いました。ですので、もし、可能であれば、私が幸運にも聞くことができた物語を現実に映画にできたら、そしてみなさんに紹介できたらと思いました。顔も分からない彼らの音楽が、なぜ、こんなにみんなに届くのか?たくさんの人の心に届く音楽の素をこの映画で表現できたらと思います。

そして、この映画を引っ張ってくれる主役の松坂桃李さん、菅田将暉さんは、名実ともにすばらしい役者さんです。お二人の魅力で、この物語もより具現化して光輝くだろうことを今から確信しております。

そして、この映画が皆様のキセキの素になることを期待しております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa