第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、世界中で社会現象を巻き起こしたディズニー/ピクサーの傑作『ファインディング・ニモ』。日本でのディズニー/ピクサー歴代興収No.1の金字塔『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が7月16日(土)公開となる。スケールアップした本編への期待に加え、主人公で忘れんぼうのドリー役は室井滋さん、ニモの心配性な父マーリン役は木梨憲武さんが、それぞれの日本語吹替版キャストを続投することが既に発表され、さらなる期待が高まる中、ドリーの《家族の思い出》のカギを握る注目の新キャラクターの声優が発表された。<謎のタコ>ハンク役は俳優の上川隆也さん、<泳ぎが苦手なジンベエザメ>デスティニー役にはモデルでタレントの中村アンさんが声優初挑戦にして大抜擢。実は大のアニメーション好きの上川さんは「思ってもいなかったオファーをいただき、ただただ嬉しかったです」と意気込みを語った。また本作が声優初挑戦となる中村さんは「(声優の初挑戦について)ものすごく嬉しかったです。『ファインディング・ニモ』はもちろん、ピクサーの映画は大好きで全部見ているので、本当に感動しました!」と喜びを語った。

ディズニー作品の声優初挑戦となる上川さんが声を演じるハンクは、ドリーと一緒に人間の世界で大冒険を繰り広げるキャラクターだ。ハンクは足が7本しかないタコで、ドリーの冒険に手を貸すがその目的は謎に包まれているというミステリアス一面も。そして実はディズニー/ピクサー・アニメーションの大ファンだという上川さんはハンクについて「ハンクは忍者のように擬態や変身もする面白いキャラクターで、きっと皆さんにも愛していただけると思います。スケールアップした大冒険と、ドリーだからこその、心がふっと温まる感動のラストが待っていますので、是非ご期待ください」と本作への自信を見せた。またアニメーションの吹替え経験はあるものの今回とくに難しかったポイントとして「ハンクはしゃべっていても口が見えないので、そこが吹替えの大きなハードルでした」とタコ役ならではの難しさを明かしている。ディズニーの担当者は「変幻自在に姿かたちを変え、敵か味方かも分からないハンクを演じられるのは、二枚目の役からバラエティ番組出演まで幅広い姿を見せてくれる上川さんしかいない!と考え、起用させていただきました」と起用理由を話した。

また、声優初挑戦の中村さんが担当するデスティニーは、ドリーの家族探しのカギを握るジンベエザメの女の子。ドリーと同じくクジラ語を話すことができるが、サメなのに泳ぐのが苦手という可愛くてお茶目なキャラクターだ。全ピクサー映画を見ているという中村さんは本作で演じるデスティニーについて「デスティニーは身体は大きいけれど、 おっちょこちょいで明るくて、ドリーを助けようとする優しいサメ。みんながドリーを助ける姿から、思いやりが伝わったらいいなと思います」とその可愛さをアピール。さらに難しかったシーンについて「クジラ語を話すシーンがとにかく難しかったです」と特徴的な声を出すクジラ語に苦労したことを明かした。ディズニー担当者は「デスティニーはサメなのに泳ぐのが苦手。でもとても明るく、元気なキャラクターのデスティニーには、明るく元気な姿が男女から多くの支持を集める中村さんしかいない、と考え起用させていただきました」とコメントしている。

またディズニー・スタジオの公式SNSでは、先だって公開された予告編を元に「ドリーの新たな仲間たちの声優は誰?ツイートキャンペーン」 が実施された。ハンクの声に対しては、「この素敵な声は上川隆也さん!」という正解が多く寄せられ、ドラマや映画で見せる上川さんの変幻自在な演技に、ハンクへの期待も高まると大好評だった。一方、デスティニーの声に対しては、あまりにもキャラクターにマッチした声と自然な演技に、中村アンさんという正解は半数ほど。声優初挑戦ながら、既に「可愛い!」と人気が出始めたジンベエザメを元気いっぱいに演じている。

ニモやマーリン、カメのクラッシュ等お馴染みの人気者たちに、タコのハンクやジンベエザメのデスティニーが加わり、ドリーの家族と、その秘密を探す感動の冒険が始まる!海の生き物にとって禁断の場所である≪人間の世界≫を舞台に繰り広げられる忘れられない旅に出かけてみては?前作以上にスケールアップした驚くべき冒険と、家族や友情の大切さを描いた感動のストーリー『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa