アイアンマン、キャプテン・アメリカというマーベルを代表する2人が“友情”によって対立し“アベンジャーズ”をニ分する“禁断の戦い(シビル・ウォー)”へ発展してしまう様を描いた、衝撃のアクション・エンターテイメント『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日(金)公開)。
マーベル作品史上最高傑作の呼び声も高い本作だが、キャプテン・アメリカチームに最少にして最強の助っ人アントマンが参戦!アントマンがアベンジャーズに仲間入りする初登場シーンが解禁となった。

アントマンと言えばマーベルキャラクターの中でも珍しい“お笑い担当”。本作でもその魅力を存分に発揮している。解禁となったのは、アントマンがアベンジャーズに初めて会うシーンだ。キャプテン・アメリカが「例の新人は?」と問いかけると、車の中から寝ぼけたアントマン(=スコット・ラング)が登場。アントマンは初めて会うキャプテン・アメリカと握手するが、「俺手を握りすぎ」となかなか手を離さない。さらにキャプテン・アメリカの鍛え上げられた筋肉を掴み「マジか」と一人で大興奮だ。ファルコンやホークアイ、バッキーにスカーレット・ウィッチもアントマンの言動に困惑状態。ウザいけどなぜか憎めないアントマンらしさ全開のシーンに仕上がっている。

アントマンは身長1.5センチの姿に変身して戦う最少にして最強のヒーロー。ヒーローらしからぬ言動に、マーベル女子からは「小さくてかわいい」、「ヒーローなのにダメダメなところが面白い」と根強い人気を誇っている。そんなアントマンだが、キャプテン・アメリカ側につくには理由があった。実は“アイアンマンが嫌い”なのだ。本作のジョー・ルッソ監督は「アントマンは反アイアンマンだから、キャプテン・アメリカ側につくのも当たり前なんだ」と解説する。というのも、元々アントマンのスーツはハンク・ピム博士が開発したもの。このハンク・ピム博士は『アントマン』にも登場し、劇中で「アントマンのスーツはアイアンマンのとは違うんだ!」と敵意をむき出しにしている。それを聞かされていたアントマンも反アイアンマンに。キャプテン・アメリカはそれを知ってか知らずか、彼を秘密兵器としてチームに参戦させるが、アントマンはアベンジャーズ相手に一体どんな戦いを見せてくれるのか期待が高まる。

 マーベル作品は一つ一つでも楽しめる映画になっているが、それぞれの作品が一つの世界観でつながっており、『アントマン』にファルコンが登場するなど、毎回ファンには嬉しいサプライズが用意されている。キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスは『アントマン』を見た時からアントマンとの共演にワクワクしていたそうで「僕は『アントマン』を見た時ファンとして楽しんだ一方、『うん、この男はぜひうちのチームに欲しいぞ』と一人でつぶやいていたんだ。今回共演できて最高だったね」と語る。アントマン役のポール・ラッドも「この映画に関われた全ての時間を楽しんだよ。アベンジャーズに会えるなんてクレイジーなことだからね。初めて脚本を読んだ時『なんてこった、これは撮影が楽しくなりそうだぞ』とクスクス笑ったよ。正気の沙汰じゃないね」とアベンジャーズに仲間入りできたことを喜んでいた。禁断の戦いまであと4日。チームキャプテン・アメリカは勝てるのか?ぜひ劇場で見逃さないで欲しい。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は4月29日(金)公開。

▼『シビル・ウォー』アントマン本編映像
公式YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=O99unu8mkvw

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執筆者

Yasuhiro Togawa