前作『好きだ、』(出演:宮崎あおい、西島秀俊、永作博美、瑛太/06年)でロングランを記録した、石川寛監督
待望の最新作『ペタル ダンス』の撮影が終了し、2013年春にシネクイントほかにて公開が決定いたしましたのでご報告致します。2012年3月3日にクランクイン、3月30日にクランクアップし、2012年秋の完成を予定しております。
主役ジンコ役には名実とも日本映画界を代表する女優宮?あおい。石川監督とは『好きだ、』に続き6年振りの再タッグとなります。ひょんなことからジンコ達と旅を共にする原木役には第85回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞を受賞するなど、注目を集める忽那汐里。ジンコの友人素子役には『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』や今夏公開の『かぞくのくに』等で圧倒的な存在感を見せる安藤サクラ。ジンコと素子の大学時代からの友人で、一人地元に残るミキ役にはドラマ、映画、CM、舞台と幅広い分野で活躍が目覚ましく、大河ドラマ「平清盛」での好演も記憶に新しい吹石一恵。人気・実力ともにトップを走る若手女優たちが共演する、夢のようなキャスティングが実現しました。
『tokyo.sora』(02年)、『好きだ、』に続き、本作が映画3作目となる石川寛監督。CMディレクターとして活躍しながら、“自分が本当に作りたい映画”に徹底的にこだわり、すべての作品がオリジナルシナリオによるものです。日常生活での細やかな心の機微を、役者のしぐさや息づかいで繊細に映し出すことのできる稀有な監督です。
心に様々な哀しみを抱えながらも、小さな旅に出ることで自分自身を見つめ直し、新たな気持ちでリスタートをきる女性たちの姿を丁寧に描きます。タイトルに使われている“ペタル”は英語で“花びら”という意味。花びらのように美しい4人の女優たちがスクリーンで共鳴し合い輝きます!

≪監督・キャストから熱いコメントが届きました!≫

石川寛監督
「道半ばの人たちの、こころのゆれをもてる。相手のもつ奥にある光を感じとれ、それをひびきあわせることができる。人としての幅があり、隙、弱みすら魅力と感じられる、いとしい人たちだと思います。」
エラー! ハイパーリンクの参照に誤りがあります。

宮?あおい
「石川監督の演出方法はとても独特で、一人の人間としてそこに”生きる”ということを強く求められます。自分自身を試される現場でもあります。私にとって特別だった石川組にまた参加させていただけて嬉しかったです。」

忽那汐里
「毎日悩みながら隅の隅まで1人1人の人間を作り上げていく監督の姿に、ものすごい熱意と愛情を感じました。一年以上ぶりの映画となりましたが、どこまでも妥協しないチームと素敵な女の子の旅の物語を最後まで作ることができました。」

安藤サクラ
「北国の海と風、それに乗ってやってくる、かもめ、波、声、雪。すべてが共鳴していました。石川監督が起こした様々な動きがどのように映っているのか、とっても楽しみです。」

吹石一恵
「監督の作品に対するこだわり、情熱的な姿勢には感動を覚えるほどでした。演出?エチュード?ドキュメント?どれともいえない監督の紡ぎだす物語が、どのような形になるのか。主演者である私自身、とても楽しみにしています。」

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執筆者

Yasuhiro Togawa