ドラマ部門 ★監督賞 マーティン・スコセッシ★ ★メイクアップ賞★ ★音響編集賞★
★特殊視覚効果賞★ ★撮影賞★ ★編集賞★ ★美術監督賞★ ★キャスティング賞★

放送業界において最も権威と歴史のある賞である第63回エミー賞が、現地時間9月18日(日)、アメリカ・ロサンゼルスにて発表され、名匠マーティン・スコセッシが初めてテレビドラマシリーズを手掛けたことで超話題のドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』で、スコセッシ監督が最優秀監督賞を受賞した。また、先日発表されたクリエイティブ・アーツ部門と合わせ、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』は8部門という今年最多受賞作品となった。

本作は、ニュージャージー州のアトランティック・シティが、「海辺のリゾート」から「ギャンブルの街」へと変貌した1920年代を舞台に、政治家や権力者たちの汚職や駆け引き、犯罪など「アメリカン・ドリームのダークサイド」を壮大なスケールで描いた、空前絶後の大河ダークロマン。
今年の第68回ゴールデン・グローブ賞にて、テレビドラマ部門での作品賞そして主演男優賞(スティーヴ・ブシェミ)の受賞に続き、エミー賞においても15部門18ノミネートされ、ドラマ部門の監督賞のほか、メイクアップ賞、音響編集賞、特殊視覚効果賞、撮影賞、編集賞、美術監督賞、キャスティング賞の8部門で栄冠を手にした。

マーティン・スコセッシは、『タクシードライバー』(76)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し、現代アメリカを代表する映画作家として世界中から賞賛、注目を集める。その後、アメリカのダークサイドを、激しくも芸術的なタッチで描き続け、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)でアカデミー賞を、『ディパーテッド』(06)でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞を受賞している。
本作は、WOWOWプライムにて、10月9日(日)より待望の日本放送がスタートする。

【ストーリー】
1920年。全米で施行された禁酒法を背景に、大胆不敵なやり口で勢力を拡大する大物イーノック・“ナッキー”・トンプソン。当時「世界の
歓楽地」とまで呼ばれたアトランティック・シティで郡の収入役という地位でありながら賄賂や酒の取引など、ありとあらゆる不正で私腹を肥
やす一方、芯が一本通った人間性を持ち合わせる、謎多き人物だ。そんなナッキーの手下である野心家のジミー、若きカポネやルチアーノなどギャング達の思惑が絡み合い事態は思わぬ方向へ。さらに禁酒法取締局もナッキーとその牙城であるアトランティック・シティの監視を開始。多彩な顔ぶれが集まったこの“帝国”は、激動の時代の中、どんな運命を迎えていくのか……?

製作総指揮:マーティン・スコセッシ,マーク・ウォルバーグほか 
出演:スティーヴ・ブシェミ、ケリー・マクドナルド、マイケル・ピット、マイケル・シャノンほか

WOWOWプライムにて 10月9日(日)スタート!
毎週日曜夜11:00【吹替版】/毎週日曜午前9:45【字幕版】
(全12話)[第1話無料放送]

執筆者

Yasuhiro Togawa