20年間ものあいだフィリピン共和国のファーストレディとして政治を操り、贅の限りをつくしたイメルダ夫人が、自らの人生を語ることを承諾した初めてのドキュメンタリー。
マルコス独裁政権下で毛沢東、カダフィ大佐、カストロ、ヨハネ・パウロⅡ世、ニクソン大統領など世界のVIPを相手に天才的な外交手腕を発揮した彼女の栄光と失意の生涯を、本人や彼女を知る周囲の人たちによるコメントと当時の貴重な映像によって彼女の内面にまで踏み込んだ知られざる実像に迫る!
3000足の靴と6000着のドレス、政敵アキノ氏の暗殺疑惑、手配されたアメリカへの亡命、800億円を超える不正蓄財など、さまざまなスキャンダルに覆われ、現在も150件もの訴訟を抱えている女帝は、今年80歳を迎えた−

第20回サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門最優秀撮影賞受賞

2009年9月12日よりポレポレ東中野他、全国順次ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa