カリフォルニア州バーバンク – ワーナー・ブラザース映画提供「ハリー・ポッター」シリーズ待望の第6弾『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のキャスティングが完了したことが、同社製作部門社長ジェフ・ロビノフより発表された。
今年夏に大ヒットした『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を監督したデイビッド・イエーツが『ハリー・ポッターと謎のプリンス』でも再登板。シリーズ全作で製作を務めてきたデイビッド・ヘイマンが、デイビッド・バロンと共にこの最新作でも製作を担当する。シリーズ第1作〜4作まで脚本を担当したスティーブ・クローブスが、J.K.ローリングの原作を基に脚色。

ヘイマンのコメント:「デイビッド・イエーツと、おなじみのキャストが全員、第6作に戻ってきてくれることがとてもうれしいし、新たに加わるすばらしいキャストを心から歓迎したいですね。シリーズもいよいよ最終章に近づいてきましたが、スタッフ、キャスト全員に共通するのは、できる限り最高の形で映画版を作り続けたいという熱意であり、それは決して薄れることのない情熱だと原作者ローリングと、世界中のハリー・ポッター・ファンにお約束します」

若き魔法使い、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーを演じるのはおなじみのトリオ、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、そしてエマ・ワトソン。彼らはヴォルデモート卿が復活したことで、新たなチャレンジと危険に直面する。ヘレナ・ボナム=カーター、デイビッド・ブラッドリー、ロビー・コルトレーン、ウォーウィック・デイビス、トム・フェルトン、マイケル・ガンボン、アラン・リックマン、マギー・スミス、ナタリア・テナ、ジュリー・ウォルターズ、デイビッド・シューリス、さらにイバナ・リンチ、マシュー・ルイス、ボニー・ライトなどのいつものメンバーも勢ぞろい。
そして、ふたりの名優がこの豪華キャストに初めて加わる。まず、『アイリス』でアカデミー賞を受賞したジム・ブロードベント(『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』)が、魔法薬学の教師、ホラス・スラグホーンを演じることが決定した。スラグホーンは、かつて謎のプリンスが持っていた古い魔法薬のテキストをハリーに渡すのだが、じつはそれはハリーにとってとても貴重なものであることがわかる。また、ドラコ・マルフォイの母で、邪悪なベラトリックス・レストレンジとは姉妹のナルシッサ・マルフォイを、受賞経験豊富なヘレン・マックロリー(『クィーン』『Becoming Jane』)が演じる。
さらに、本作では若き新人俳優数名が長編映画デビューを飾る。ロンに好意を抱くラベンダー・ブラウン役を射止めたのはジェシー・ケイブ。9歳のヒーロー・ファインズ・ティフィンが11歳当時のトム・リドルを演じ、すでに邪悪なヴォルデモート卿の片鱗を見せるティーンエイジャーのリドルを16歳のフランク・ディレインが演じる。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』では、ヴォルデモート卿がマグルと魔法使いの両方の世界における支配力を強めようとし、ホグワーツはもはやかつてのような安全な場所ではなくなる。ハリーは学校の中にも危険が潜んでいるのではないかと疑うが、最終決戦が迫っていることを知っているダンブルドア校長は、それよりもハリーに戦いの準備をさせることにこだわる……。
『アメリ』と『ロング・エンゲージメント』で2回アカデミー賞にノミネートされているブリュノ・デルボネルが撮影監督として初めて本シリーズに参加。ほかの主なスタッフは、美術のスチュアート・クレイグ、編集のマーク・デイ、衣装のジェイニー・テマイム、クリーチャー/メイクアップ効果のニック・ダドマン、特殊効果監修のジョン・リチャードソン、視覚効果監修のティム・バーク、そして音楽のニコラス・フーパーなど、「ハリー・ポッター」シリーズのベテランが大集合する。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2008年11月21日に全米公開予定。
配給はワーナー・ブラザース映画 (ワーナー・ブラザース・エンターテイメント・カンパニー)。
(日本の公開は2008年11月予定)

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