徳間書店社長の徳間康快氏が死去
映画、新聞に至るまで多彩なメディア事業を展開してきた徳間書店社長の
徳間康快(とくま・やすよし)氏が20日夕、入院先の日本医科大付属病院
で死去。78八歳だった。
映画業界では、アニメ映画監督の宮崎駿氏と共に「風の谷のナウシカ」「
魔女の宅急便」アニメ映画製作に携わり、宮崎ブームを作り上げた。
88年に「敦煌」で、中国などのアジアにも目を向け、多数の映画文化を
日本に紹介してきた。
また、近年、米国のウォルト・ディズニー社と業務提携などで、アメリカ
、フランスなどでもフィルム配給された「もののけ姫」などは、配給収入が
「E・T」を上回る、邦画史上空前の183億円を記録、動員1320万人
に達し、ブームを作った。今年、石原慎太郎・東京都知事の要請を受け、都
写真美術館館長に就任し、映画「式日」を完成させている。