この度、東京テアトル配給で、フランス映画「In Your Hands(英題)」が『パリに見出されたピアニスト』の邦題で、9月にヒューマントラストシネマ有楽町、シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開されることが決定しました。

パリ、北駅。 奇跡はその場所から始まった。
駅に置かれた1台のピアノ。マチューの楽しみは、自身を追う警察官の目を盗んでそのピアノを弾くことだった。ある日、ひとりの男がマチューの旋律に耳を傾ける。その出会いが、彼の人生を大きく変えていく

本作は、生い立ちに恵まれず夢を持たずに生きてきた青年と、彼の才能を見出しピアニストに育てようとするふたりの大人たちの物語を描いた音楽への情熱と愛に満ちたヒューマンドラマ。
ピアニストとして天賦の才能を持つ主人公マチューを演じるのは、イザベル・ユペールと共演した『アスファルト』での瑞々しい演技が注目されたジュール・ベンシェトリ。祖父はフランスを代表する俳優ジャン=ルイ・トランティニャン(『男と女』『愛、アムール』)、父は映画監督で俳優としても活躍するサミュエル・ベンシェトリ(『アスファルト』)、母は故マリー・トランティニャン(『ポネット』)という、仏映画界きっての新鋭の、満を持しての初主演作となる。 マチューを見守り導いていく大人たちを演じるのは、ランベール・ウィルソン(『マトリックス』シリーズ『神々と男たち』)とクリスティン・スコット・トーマス(『イングリッシュ・ペイシェント』、『サラの鍵』)という実力派。マチューとの出会いによって変わっていく大人たちの、3人の関係性も見どころだ。監督は、リュック・ベッソンやギョーム・カネの元で助監督を務めてきた俊英ルドヴィク・バーナード。

今回解禁となるティザーポスタービジュアルは、グランドピアノにフード付きパーカーというラフな格好で対峙するマチュー役のジュール・ベンシェトリのシルエットが浮かび上がったもの。グランドピアノの鍵盤に手を置くマチューとその奥に照らされるスポットの淡い光の対比が、先の見えない中でもがいていたマチューに差す光かのような、希望を感じさせる仕上がりだ。シルエットに浮かび上がる「この指で、未来を拓く」というマチューの決意かのようなコピーも前向きさを後押ししている。
「ピアニスト」を題材にした本作ではもちろん、劇中で奏でられるクラシックの名曲の豪華競演も見どころ。 バッハ、ショパン、リスト、ラフマニノフ。誰もが知る名曲に彩られた、美しいクラシックが織りなす感動のサクセス・ストーリーだ。

出演:ランベール・ウィルソン クリスティン・スコット・トーマス ジュール・ベンシェトリ
監督:ルドヴィク・バーナード

原題:au bout des doigts/2018年/仏・白/105分/シネマスコープ/カラー/デジタル/字幕翻訳:横井和子 (C)Récifilms – TF1 Droits Audiovisuels – Everest Films – France 2 Cinema – Nexus Factory – Umedia 2018
配給:東京テアトル 提供:カルチュア・パブリッシャーズ、東京テアトル

9月ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカ