エリザベスⅠ世の感情と共に外見も変化していく様に目を見張る!3/15公開『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
。『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンと『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーというアカデミー賞®ノミネート女優ふたりが、激動の 16 世紀英国を生きたふたりの女王を演じる『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(3 月 15 日(金)、TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開)。本年度アカデミー賞®にノミネートされたふたりの女王の個性を演出するメイクアップ&ヘアスタイリングがすごいんです!
◇進化していくエリザベスメイク!
本作でアカデミー賞®メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたジェニー・シャーコアとそのチームは、ケイト・ブランシェットがエリザベスⅠ世を演じた『エリザベス』(99/シェカール・カプール監督)でアカデミー賞®を受賞。さらに『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09/ジャン=マルク・ヴァレ監督)でもノミネートを果たし、本作で3度目のノミネーションとなる。シアーシャ・ローナン演じるメアリー・スチュアートにはスコットランドへの帰国後しばらくは貴賓溢れる頬紅をさし、丸い髪型を施し、フランス帰りのレディを演出。また、マーゴット・ロビーが演じたエリザベスⅠ世は、若々しく美しい 20 代から、その後美しさを失っていく晩年までを演技と共にメイクアップで繊細に表現した。史実で、エリザベスは 30 歳目前に天然痘を患い、髪は抜け落ち、肌はボロボロになっていった。それを隠すために分厚い白粉を塗るようになり、晩年にはハチミツなどの蜜蝋を塗ってからさらに白粉をはたき、派手な赤いカツラを身につけていたという。人民の王たるエリザベスとして、メアリーの若さ美しさに対抗する女王として、そのメイクと髪型と衣装はどんどん派手に肥大化していくさまは、当時を忠実に再現している。マーゴットの見事な演技と共に外見もエリザベスⅠ世の孤独や貫禄を見せつけた。
出演:シアーシャ・ローナン マーゴット・ロビー ジャック・ロウデン ジョー・アルウィン ジェンマ・チャン マーティン・コムストン イスマエル・クルス・コルドバ ブレンダ
ン・コイル イアン・ハート エイドリアン・レスター ジェームズ・マッカードル デヴィッド・テナント ガイ・ピアース 監督:ジョージー・ルーク 脚本:ボー・ウィリモン
2018 年/イギリス/124 分 ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド、パルコ ©2018 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.