200年にわたり愛され続けてきたゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」。この恐ろしくも哀しい〈怪物〉を生み出したのは、わずか18歳の少女メアリー・シェリーだった―。「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、イギリス文学史に名を残す女流作家メアリー・シェリーの知られざる人生を初めて映画化した物語『メアリーの総て』が12月15日(土)より全国順次ロードショーとなります。監督は、『少女は自転車にのって』(12)で第86回アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表に選出、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。今最も世界から注目を集める女優エル・ファニングを主演に迎え、哀しくも美しいメアリーの人生をスクリーンに焼き付けました。19世紀イギリスを舞台に描かれる、華麗な美術と衣装の数々にも目を奪われる、この冬必見の注目作です!

この度、元祖リケ女!?メアリー・シェリーが「フランケンシュタイン」の着想を得た本編シーンが解禁となります!

「科学の進歩により、人類は“死”を克服しつつある」。そんなセリフから始まる本映像は、当時の人々を楽しませた科学実験ショーを切り取ったシーン。メアリー(エル・ファニング)、パーシー(ダグラス・ブース)、クレア(ベル・パウリー)の3人がこのショーを鑑賞する様子が描かれており、メアリーはパーシーとの間に授かった娘を妊娠中で、幸せ絶頂とも言えるタイミング。

しかし、ショーを楽しむパーシーとクレアを他所に、メアリーはどこか放心状態。電気を用いることで「死」を克服できるかもしれない、というショーの内容に魅入られた様子が映し出されており、ショーが終わった後も「本当に死者を蘇らせることができるの?」と実験内容の虜になっていることが伺える。

一方で、ショー終了の直後、義理の妹・クレアが向かった先にはバイロン卿(トム・スターリッジ)の姿が。このバイロン卿、メアリーに「フランケンシュタイン」を書かせるきっかけを与えた人物で、後に、伝説の一夜「ディオダティ荘の怪奇談義」を持ちかける重要なキャラクター。

今回解禁された映像は、「フランケンシュタイン」誕生には欠かせない電気実験に加え、後に、産まれたばかりの娘を亡くし、生活すらままならない状態でバイロン卿の邸宅に身を寄せることになるメアリーとパーシー、そして、バイロン卿が一同に介するという、運命の一夜が切り取られた。

■監督:ハイファ・アル=マンスール『少女は自転車にのって』
■出演:エル・ファニング、ダグラス・ブース『ノア 約束の舟』、ベル・パウリ―『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』、トム・スターリッジ『オン・ザ・ロード』
原題:MARY SHELLEY/2017年/イギリス、ルクセンブルク、アメリカ/121分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:牧野琴子
配給:ギャガ gaga.ne.jp/maryshelley © Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017