自らの意志で人生を選んできたエリートと、自らの能力で人生を切り開いてきた天才

2人の“宿命”を描くヒューマンドラマ。

 

池井戸潤の“幻”の長編”と呼ばれていた「アキラとあきら」。その作品が徳間書店よりオリジナル文庫『アキラとあきら』として刊行されるのに合わせ、WOWOWが最速ドラマ化。放送日は7月9日(日)に決定した。

WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」(09年/全5話)「連続ドラマW 下町ロケット」(11年/全5話)「連続ドラマW 株価暴落」(14年/全5話)に次いで4作目だが、今回はその中でも最長の全9話で制作。スリリングな展開と重厚な人間ドラマが持ち味の池井戸作品をじっくりと堪能できる。

大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬(かいどうあきら)。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(やまざきあきら)。2人の人生は、何かに導かれるように交差する。幼少期から青年期にかけて、誰もが経験する人生の選択。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折…。人生のキーワードを盛り込みながら、バブル経済とその崩壊、激動の時代を背景に、「アキラとあきら」の“宿命”のドラマを描く。

彬役には6月に自らが企画した映画『いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~』の公開が控える向井理、瑛役には俳優としてだけではなく、映画情報番組「映画工房」の司会など幅広い分野で活躍する斎藤工。W主演の2人は連続ドラマW初登場となる!!

そして、池井戸作品を彩る豪華キャスト陣がついに解禁!!

産業中央銀行の人事部・安堂章二役に小泉孝太郎、彬の父であり、東海郵船・社長の階堂一磨役に石丸幹二、瑛の父・山崎孝造役に松重豊、瑛の同級生、北村亜衣役に田中麗奈、彬の弟・階堂龍馬役には連続ドラマW初登場の賀来賢人、一磨の弟であり、東海旭商会・社長の階堂晋役に木下ほうか、東海旭観光・社長で晋の弟、階堂崇役に堀部圭亮、産業中央銀行の彬の同僚・水島カンナ役に連続ドラマW初登場の瀧本美織、産業中央銀行・融資部長の羽根田一雄役に永島敏行、亜衣の父・北村利夫役に尾美としのり、とエリート家系の階堂家の面々、苦難の道を歩む瑛を取り巻く人々、産業中央銀行に勤める者達など物語の重要な人物が明らかとなり、池井戸潤・原作を最速でドラマ化する異例の作品に豪華なキャスト達が集まった。

なお、原作『アキラとあきら』は連載時の原稿へ大幅な加筆修正を加え、2017年5月31日刊行予定だったが、問い合わせや予約が相次いだため、急遽予定を繰上げし、5月17日(水)徳間文庫から前倒し刊行が決定した。

小泉 孝太郎 コメント(安堂 章二役)

向井君、斎藤君が演じる2人のアキラの理解ある上司役として、安堂という役を頂いたことに大きなやりがいを感じています。大きな組織の中で悩み、葛藤しながら生きていく前向きな2人のアキラを支えたい!という一心で撮影に臨んでいます。
池井戸さんの爽快で人が持っているエネルギーを感じられる世界観が素晴らしいです。2人の良き上司として存在出来る様に頑張ります。

石丸 幹二 コメント(階堂 一磨役)

池井戸潤さんの新作ドラマと伺い、「今度はどんな役だろうか?またもや強烈な悪役か、それとも身を投げ打ってでも会社を守ろうと奔走する熱血漢か」と、大きな期待と小さな不安を抱いて配役を聞いた。主人公のひとり、彬の父親役。どちらかといえば後者であった。少し安堵し、「彼なりの正義を持って、この作品に向かおう」と思った。

松重 豊 コメント(山崎 孝造役)

僕がになっているのは、昭和パートなのでその空気をうまくだせるよう心掛けています。

<ストーリー>

昭和61年4月、メガバンクの産業中央銀行の新人研修が行なわれていた。その最終行程は成績優秀だった2チームが行なう実践形式の融資戦略研修。それぞれのチームの代表は東京大学出身同士の階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。彬のチームは融資を申し込む会社側、瑛のチームはそれを吟味する銀行側になり、後代にも語り継がれる名勝負を繰り広げた。

日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。実は2人の人生はこれまでにも交差していた。しかし、2人はまだその事実に気付いていない。

良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる・・・。

 

原作:池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫 2017年5月17日刊行予定)

脚本:前川洋一(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)

監督:水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)

音楽:羽岡佳(「連続ドラマW 楽園」「連続ドラマW 下町ロケット」)

出演:向井理 斎藤工 小泉孝太郎 田中麗奈 賀来賢人 木下ほうか 堀部圭亮 / 松重豊 / 瀧本美織 永島敏行 尾美としのり 石丸幹二

特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/akira/